ナグルファー

ナグルファーについて

ナグルファー（Naglfar）は、スウェーデン出身のブラックメタルバンドで、1992年にイェンス・ライデンとクリストファー・オリヴィウスを中心に設立されました。バンド名は北欧神話に出現する同名の船から名付けられており、これは彼らの音楽スタイルにも影響を与えています。特に、メロディックブラックメタルの先駆者であるディセクションなどからの影響が色濃く反映されています。

バンドの歴史

バンドは当初「アンインタード」と名乗っていましたが、スタイルの変化とともに1994年に「ナグルファー」に改名されます。同年にドラムマシンを使用した1stデモ『Stellae Trajectio』をリリースしました。続いて、1995年には新メンバーを迎え、2ndデモ『We Are Naglfar - Fuck You!』を発表し、ロング・アゲイン・レコードとの契約を果たすことになります。その結果、1995年に1stアルバム『Vittra』がリリースされ、同時に彼らの評判が高まりました。

初期メンバーの変動が続く中、1998年には1st EP『When Autumn Storms Come』と2ndアルバム『Diabolical』をリリースし、日本でもデビューを果たしました。この時点で、バンドの音楽的な方向性が定まり、独自のスタイルが確立されてきました。

2000年以降、メンバーの入れ替わりは続きましたが、クリストファー・オリヴィウスはボーカルとベースを兼任し、バンドの中心として活躍しました。2005年、オリジナルメンバーのイェンス・ライデンが脱退したため、クリストファーがボーカルに専念することになります。その後もバンドはアルバムをリリースし続け、2007年の5thアルバム『Harvest』や2011年に発表された新しい記録では、多くの話題を呼びました。

メンバーとその役割

現在のメンバーは、クリストファー・オリヴィウス（ボーカル）、アンドレアス・ニルソン（ギター）、マーカス・ノーマン（ギター、ベース、キーボード）で構成されています。彼らは新しい音楽の創造に向け、様々な試みを行っています。歴代メンバーにはナグルファーの成長に貢献した多くのミュージシャンが含まれており、その中にはソロアーティストとしても成功を収めたイェンス・ライデンもいます。

ディスコグラフィ

ナグルファーのディスコグラフィには、以下のアルバムがあります。

• - Vittra (1995)
• - Diabolical (1998)
• - Sheol (2003)
• - Pariah (2005)
• - Harvest (2007)
• - Téras (2012)
• - Cerecloth (2020)

さらに、いくつかのEPやデモもリリースされており、彼らの音楽の進化を追うことができます。

まとめ

ナグルファーは、そのダイナミックな音楽スタイルと、北欧神話に影響を受けた独自のビジュアルを持在するバンドです。彼らの曲は、聴衆を幻想的な世界に導く力があり、ブラックメタルシーンにおける重要な存在であり続けています。

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