ナタニエラ・オト

ナタニエラ・オト：日本ラグビー界に貢献したトンガ出身のユーティリティープレイヤー

ナタニエラ・オト（1978年5月16日生まれ）は、トンガ王国出身の日本を代表するラグビー選手です。主にウィングとして活躍しましたが、センター、フルバック、さらにはフォワードもこなせる高い適応能力を持つユーティリティープレイヤーとして知られています。174cm、96kgの体格を活かし、日本代表として12キャップを獲得（2015年9月時点）、トップリーグ通算100試合出場を達成するなど、日本ラグビー界に多大な貢献を果たしました。愛称はネラ。

輝かしい経歴：母国から日本へ、そしてトップリーグへ

オトはトンガ王国の高校卒業後、大東文化大学へ留学。大学時代には日本代表に選出され、4キャップを獲得する活躍を見せます。卒業後は東芝ブレイブルーパスに入社しますが、外国籍選手枠の関係から出場機会に恵まれませんでした。しかし、2004年3月に日本国籍を取得。翌2005年11月5日に行われたリポビタンDチャレンジカップで日本代表に復帰を果たします。

2007年のラグビーワールドカップ日本代表にも選出されるなど、日本代表として国際舞台で活躍。2013年にはトップリーグ通算100試合出場という偉業を達成しますが、2014年に東芝ブレイブルーパスを退団しました。その後も現役を続け、現在はトップイーストリーグDiv.1クリーンファイターズ山梨に所属し、豊富な経験と高いスキルを活かしてチームに貢献しています。

家族のラグビー一家：兄弟もトップレベルの選手

オト選手のラグビーへの情熱は、彼自身だけのものではありません。彼の兄であるロペティ・オトはトヨタ自動車でプレーし、1995年のラグビーワールドカップに出場。もう一人の兄オファ・トペニも豊田自動織機で活躍するなど、家族ぐるみでラグビーに携わってきたことが伺えます。

多くのファンに愛された選手：ネラというニックネーム

オト選手は「ネラ」という愛称で親しまれており、その人柄とプレーから多くのファンを獲得しました。彼の活躍は、日本ラグビー界のみならず、トンガ出身者や多くのラグビーファンに勇気を与え、感動を与え続けています。

今後の活躍に期待：日本のラグビー界への貢献は続く

ナタニエラ・オト選手の日本ラグビー界への貢献は計り知れません。彼の経験とスキルは、所属チームであるクリーンファイターズ山梨、そして日本のラグビー界全体にとって貴重な財産となっています。今後の活躍にも期待が高まります。

関連情報

大東文化大学ラグビー部
東芝ブレイブルーパス
クリーンファイターズ山梨
ナタニエラ・オト公式Instagramアカウント (@nataniela_oto)

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