ナタリー・ツー・ザイン＝ヴィトゲンシュタイン＝ベルレブルク

ナタリー・ツー・ザイン＝ヴィトゲンシュタイン＝ベルレブルク：デンマーク王女、馬場馬術選手、そして養馬場経営者

ナタリー・クセニア・マルガレータ・ベネディクテ・プリンツェシン・ツー・ザイン＝ヴィトゲンシュタイン＝ベルレブルクは、1975年5月2日、デンマークのコペンハーゲンで生まれました。彼女は、デンマーク女王マルグレーテ2世の妹であるベネディクテ王女と、ドイツ貴族のザイン＝ヴィトゲンシュタイン＝ベルレブルク侯家家長リヒャルトの娘です。

生い立ちと教育

ナタリーは、幼少期をドイツのベルレブルク城とコペンハーゲンを行き来しながら過ごしました。兄姉と同様に、現行のデンマーク王位継承法の下では、デンマークの王位継承権を持っていません。

幼い頃から馬術に親しんだ彼女は、1994年からフィンランド人の馬場馬術選手キーラ・シルクルンドをコーチとして、スウェーデンのフリインゲ国立乗馬学校で馬術選手としての訓練を受けました。ヨーロッパ選手権で団体3位などの成績を収めた後、コーチをドイツ人のクラウス・バルケノールに変更しています。

馬場馬術選手としてのキャリア

2000年のシドニーオリンピックでは、ナタリーは控え選手として参加しました。その後、2001年と2002年のヨーロッパ選手権に出場し、それぞれ団体3位、4位という成績を残しました。そして、2008年の北京オリンピックでは、馬場馬術団体で3位となり、銅メダルを獲得しました。このメダルは、彼女のキャリアにおけるハイライトの一つと言えるでしょう。

馬の交配と育成、養馬場経営

ナタリーは、馬の交配・育成にも積極的に関わっており、2005年の秋には、バート・ベルレブルクに自身の養馬場を開設しました。彼女の馬に対する情熱と知識は、馬術界でも高く評価されています。

結婚と家族

2010年5月27日、ナタリーはドイツ人のアレクサンダー・ヨハンスマンと結婚しました。同年7月24日には、長男コンスタンティン・グスタフ・ハインリヒ・リヒャルトを出産し、家族を築いています。

主な戦績

2008年 北京オリンピック 馬場馬術団体 銅メダル
ヨーロッパ選手権 団体3位 (複数回)

まとめ

ナタリー・ツー・ザイン＝ヴィトゲンシュタイン＝ベルレブルクは、デンマーク王室の一員でありながら、馬場馬術選手として国際的に活躍し、さらに養馬場経営者としても成功を収めています。彼女の多才な才能と情熱は、多くの人々に感動を与え続けています。

もう一度検索