ナタリー・ペシャラ

ナタリー・ペシャラについて

ナタリー・ペシャラ（Nathalie Péchalat）は、1983年12月22日にフランスのルーアンで生まれた、元フィギュアスケート選手です。彼女はアイスダンス部門で活躍し、パートナーにはファビアン・ブルザが知られています。ペシャラは、2006年のトリノオリンピック、2010年のバンクーバーオリンピック、そして2014年のソチオリンピックにフランス代表として出場しました。特に2011年と2012年には欧州選手権での金メダルを含む、多くの大会で輝かしい成績を収めました。彼女は世界選手権では2012年に念願のメダルを獲得し、スケート界における地位を確立しました。

経歴

ナタリーは7歳でスケートを始め、初期のころにはジュリアン・ドハインツェリンとカップルを組んで競技を始めましたが、1998-1999シーズンの終了後に解散しました。その後、1999-2000シーズンからは新たにミシェル・ゼンジーニとダンスパートナーとなり、若干の成果をあげましたがここでも解散。その後、2000年にファビアン・ブルザと正式に組むことになり、彼らはISUジュニアグランプリに参加し、2002年には世界ジュニア選手権で6位入賞という成果を達成しました。

シニアに昇格した2002-2003シーズン以降、ペシャラはフランス選手権での表彰台常連になりましたが、オリンピックでは2006年のトリノ大会で18位に終わり、満足のいく結果ではありませんでした。しかし翌シーズンの2006-2007年には、スケートアメリカでのISUグランプリシリーズで援軍に恵まれ、初となる表彰台に上がり、以後のシーズンでも成績を向上させていきました。特に、バンクーバーオリンピックでは7位入賞を果たし、名実ともにトップ選手としての地位を確立しました。

2010-2011シーズンには、国際大会で初優勝を果たし、その勢いを保ちながら2011年欧州選手権で金メダルを獲得。2012年にはさらなる高みを目指し、練習拠点をモスクワからデトロイトに移し、これにより新たな指導を受けることとなりました。彼女の演技は観客からも高く評価され、特にフランス国内での大会では強い支持を受けました。

私生活

2015年12月5日、ペシャラは俳優ジャン・デュジャルダンとの間に女児を授かり、2018年には正式に結婚しました。彼女の私生活は、競技生活とはまた違った一面を持ち、母親としての役割にもシフトしています。

引退後の活動

ペシャラは2014年に競技からの引退を発表しましたが、以後もスケート界に関わり続け、2017年には国際スケート連盟のアイスダンス技術委員会の委員として選出されました。また、2020年にはフランス氷上競技連盟の会長にも就任し、後進の指導やスケート競技の発展に寄与する活動を行っています。

主な戦績

• - 2006年トリノオリンピック出場
• - 2010年バンクーバーオリンピック 7位
• - 2012年世界選手権 銀メダル
• - 2011年、2012年欧州選手権 金メダル

彼女の数々の業績は、フィギュアスケート界において高く評価され続けています。

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