ニカ・クリジュナル

ニカ・クリジュナル

ニカ・クリジュナル（Nika Križnar）は、2000年3月9日生まれのスロベニア、シュコフィア・ローカ出身の女子スキージャンプ選手です。

経歴

クリジュナル選手は、2015年夏のFISカップ・フィラッハ大会で12位に入賞し、その実力を示し始めました。その後、サマーコンチネンタルカップ・オーベルヴィーゼンタール大会にも出場し、22位でポイントを獲得しました。

ワールドカップデビューは2015/16シーズンのリュブノ大会で、初日に14位、2日目に12位となり、着実にポイントを重ねました。2016年のジュニア世界選手権ルシュノヴ大会では、個人で7位、混合団体では金メダルを獲得しました。

2016/17シーズンはワールドカップ総合33位。ジュニア世界選手権パークシティ大会では、混合団体で金メダル、女子団体で銀メダル、個人で銅メダルと、出場したすべての競技でメダルを獲得する活躍を見せました。世界選手権ラハティ大会では、個人ノーマルヒル13位、混合団体4位という結果を残しました。

2017/18シーズンには、ワールドカップ・ルシュノヴ大会で3位に入り、初の表彰台を獲得。総合10位でシーズンを終えました。2018年平昌オリンピックでは、個人ノーマルヒルで7位に入賞。ジュニア世界選手権カンデルシュテーク大会では、女子個人および女子団体で金メダルを獲得しました。

2018/19シーズンは、ワールドカップ・チャイコフスキー大会で3位に入るなど、総合5位となりました。世界選手権ゼーフェルト大会では、個人ノーマルヒル7位、女子団体および混合団体で4位でした。

2019/20シーズンは、ワールドカップ・リュブノ大会で3位に入り、総合7位でシーズンを終えました。

2020/21シーズンは、クリジュナル選手にとって飛躍のシーズンとなりました。ワールドカップ開幕戦のラムサウ大会で2位に入ると、ヒンツェンバッハ大会では初優勝を飾り、その勢いのまま2日目、3日目も2位を獲得。このシーズンは、優勝2回、2位4回、3位4回という素晴らしい成績を収め、ワールドカップ総合優勝を果たしました。世界選手権オーベルストドルフ大会では、個人ノーマルヒル5位、個人ラージヒルで3位、女子団体で2位、混合団体で4位の成績を収めました。

2022年の北京オリンピックでは、個人ノーマルヒルで銅メダル、混合団体で金メダルを獲得しました。

主な競技成績

冬季オリンピック
2018平昌オリンピック（ 韓国）
個人ノーマルヒル 7位
2022北京オリンピック（ 中国）
個人ノーマルヒル 3位
混合団体ノーマルヒル 1位
世界選手権
2017年ラハティ大会 ( フィンランド)
個人ノーマルヒル 13位
混合団体ノーマルヒル 4位
2019年ゼーフェルト大会 ( オーストリア)
個人ノーマルヒル 7位
女子団体ノーマルヒル 4位
混合団体ノーマルヒル 4位
2021年オーベルストドルフ大会 ( ドイツ)
個人ノーマルヒル 5位
個人ラージヒル 3位
女子団体ノーマルヒル 2位
混合団体ノーマルヒル 4位
ジュニア世界選手権
2016年ルシュノヴ大会（ ルーマニア）
女子個人 7位
混合団体 1位
2017年パークシティ大会（ アメリカ合衆国）
女子個人 3位
女子団体 2位
混合団体 1位
2018年カンデルシュテーク大会（ スイス）
女子個人 1位
女子団体 1位
ワールドカップ
通算 1位5回、2位10回、3位7回（2021/22シーズンまで）
サマーグランプリ
通算 1位2回、3位2回（2021シーズンまで）

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