ニジニ・ノヴゴロド地下鉄

ニジニ・ノヴゴロド地下鉄

ニジニ・ノヴゴロド地下鉄は、ロシアのニジニ・ノヴゴロド市で運行されている地下鉄であり、かつてはゴーリキー地下鉄と呼ばれていました。この地下鉄は、1973年に建設計画が策定され、1977年に工事が開始されました。

沿革

1973年に始まったこの地下鉄プロジェクトは、1977年12月に実際の工事に着手されました。1985年11月9日には、第一期の建設が完了し、7.8km、6駅からなる路線が開通しました。1993年には、従来のモスコフスカヤ駅から分岐する形で、2号線のソルモフスカヤ線が新たに開業しました。

運行と利用

この地下鉄は、早朝5時15分から深夜まで運行されています。乗車料金は50ルーブルで、トークンを使用して乗車します。最近では、2012年に新駅の開業を見越して、非接触型ICカードの導入予定も発表されており、公共交通機関の利便性の向上が目指されています。

車両

ニジニ・ノヴゴロド地下鉄の主な車両は、1985年の運行開始当初から使用されている81-717/714形で、2009年からは新型の81-717.5/714.5形も導入されました。2012年以降にはさらに新しいモデルである81-717.6/714.6形も導入され、2019年時点での車両数はそれぞれ64両、50両となっています。これにより、老朽化した車両の更新が進められています。

将来の計画

現在、地下鉄は旧市街地への延伸工事が進行中であり、オカ川を越える橋が2009年に完成したことにより、ゴリコフスカヤ駅が2012年に新たに開業しました。このように、市の発展に伴い地下鉄の路線が拡張される計画が進んでいます。さらに、旧市街方面への追加の延伸工事も計画されており、将来の交通網の拡充が期待されています。

まとめ

ニジニ・ノヴゴロド地下鉄は、地域の公共交通インフラとして重要な役割を果たしており、将来的にはさらなる路線の拡充によって利便性が向上する見込みです。そのため、市民や観光客にとって、地下鉄が利用しやすい交通手段となるでしょう。

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