ニッキー・セレンセン(Nicki Sørensen)は、
1975年5月14日生まれ、
デンマークのヒレルード出身の元
自転車競技選手です。ロードレースを専門とし、プロとして長年にわたり活躍しました。一部の
自転車競技関連ウェブサイトや雑誌では、ニキ・セレンセンと表記されることもあります。
経歴
19歳という比較的遅い時期に、
陸上競技のランナーから
自転車競技へと転向しました。この転身が、彼のその後の輝かしいキャリアの幕開けとなります。
1999年:チーム・チッキーワールドとプロ契約を結び、プロとしてのキャリアをスタートさせました。
2000年:所属していたチームの解散に伴い、チーム・ファクタへ移籍。この年、
シルキュイ・ド・ロレーヌで優勝を果たしました。
2001年:強豪チームであるチームCSC(現 チーム・サクソバンク)へ移籍。ここで彼は更なる成長を遂げることになります。
2001年:ツール・ド・フランスに初出場。総合49位という成績を残しました。
2002年:ツール・ド・フランスでは総合20位と大きく順位を上げました。
2003年:
デンマーク国内選手権・個人ロードレースで優勝し、国内チャンピオンの座を獲得しました。
2005年:ブエルタ・ア・エスパーニャに初出場。第18ステージでは見事な勝利を飾り、総合38位でレースを終えました。また、グランプリ・ドゥヴェルテュール・ラ・マルセイエーズでも優勝しています。
2008年:2度目の国内選手権・個人ロードレース優勝を果たしました。
2009年:ツール・ド・フランス第12ステージで勝利を飾りました。
2010年:3度目の国内選手権・個人ロードレース優勝。
2011年:バイエルン一周では総合2位に入りました。また、4度目の国内選手権・個人ロードレース優勝も果たしています。
2012年:グラン・プレミオ・ブルーノ・ベゲッリで優勝。
2014年:このシーズンをもって、プロ選手としての現役を引退しました。
引退後も自転車競技に関わり続け、2021年現在はイスラエル・スタートアップネーションのアシスタント・スポーツディレクターとして、チームの運営や選手の育成に携わっています。
外部リンク
ニッキー・セレンセン - サイクリングアーカイヴス(英語)