ニック・サンドリン

ニック・ハワード・サンドリン（Nick Howard Sandlin）は、1997年1月10日生まれ、アメリカ合衆国ジョージア州出身のプロ野球選手。右投右打の投手として、MLBのトロント・ブルージェイズに所属しています。

経歴

サンドリンは、2018年のMLBドラフトでクリーブランド・インディアンス（現ガーディアンズ）から2巡目指名を受け、プロ入りを果たしました。ルーキー級から着実にステップアップし、A級、A+級、AA級と順調に昇格。2018年は4チーム合計で25試合に登板し、2勝0敗5セーブ、防御率3.00、36奪三振を記録しました。

2019年はAA級アクロンとAAA級コロンバスでプレーし、2チーム合計で24試合に登板。1勝0敗2セーブ、防御率2.39、38奪三振と安定した成績を残しました。2020年はCOVID-19の影響でマイナーリーグの試合が中止となり、公式戦での登板はありませんでした。

2021年、サンドリンはメジャー契約を結び、4月30日にアクティブ・ロースター入り。翌5月1日のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビューを果たしました。この年は34試合に登板し、1勝1敗、防御率2.94、48奪三振、5ホールドを記録し、メジャーの舞台で存在感を示しました。

2022年は46試合に登板し、5勝2敗、防御率2.25、41奪三振、7ホールドと、さらに成績を向上させました。2023年は61試合に登板し、5勝5敗、防御率3.75、66奪三振、10ホールドを記録しています。

2024年12月10日、スペンサー・ホーウィッツ、ニック・ミッチェルとのトレードで、アンドレス・ヒメネスと共にトロント・ブルージェイズへ移籍しました。

選手としての特徴

サンドリンは、上体を大きくかがめる独特なフォームから投球する、個性的なサイドスロー右腕です。横手から繰り出すフォーシームは、最速150km/h台中盤に達すると言われ、メジャーリーグでも屈指のパワー系サイドハンドとして知られています。投球における配球も独特で、大きく横に曲がるスライダーを多投します。2023年は全投球の約半分がスライダーでした。

特徴的なフォームに取り組み始めたのは高校2年生の頃で、卒業した先輩投手の穴を埋めるべく、サイドハンドに挑戦したのがきっかけでした。

年度別投手成績

（成績は2024年度シーズン終了時点）

年度別守備成績

（成績は2024年度シーズン終了時点）

背番号

52（2021年 - ）

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