ニッポン快汗マップ ガムシャラ十勇士!!

ニッポン快汗マップ ガムシャラ十勇士!!

『ニッポン快汗マップ ガムシャラ十勇士!!』は、日本テレビ系列で1987年から1988年の間に放送された視聴者参加型のバラエティ番組です。この番組は、日本各地でのロケを通じて、挑戦者たちが数々の困難な障害を乗り越える姿を描いています。放送は毎週金曜日の夜7時から30分間行われました。

概要と進行

この番組の司会者には、人気お笑いタレントの山田邦子と柳沢慎吾が起用され、山田は「姫」、柳沢は「侍従長」としての役割を担い、それぞれのキャラクターが視聴者に愛されました。番組の内容は、TBSの『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』に似た形式で、参加者が阻害要因を交わしながら一連の挑戦をクリアするプロセスが進行します。

参加者は、各地で行われるロケの中から選ばれた男女100名で構成され、最初の段階で30人に絞られました。この段階は、後の方ではあまり放送されていないこともあり、参加者にとっては緊張感ある瞬間でした。残った30人は本選に進出し、さらに多様な難関を通過する中で人数が少なくなっていきます。最終的に残った挑戦者たちは、妨害役と共にチーム戦を繰り広げます。

チーム戦と妨害役

チーム戦では、不安定な足場のセットの上でお互いを落とし合うことが行われ、全滅した方が敗北となる形式です。しかし、相手の旗を取ることで一瞬の勝利が得られるというスリリングなルールが視聴者の興味を引きました。妨害役の役には、女優の森永奈緒美やその他のジャパンアクションクラブのメンバーが起用され、彼らの熱演がいっそうの盛り上がりを生み出しました。

視聴率と最終回

しかし、番組は真裏で放送されていた『ドラえもん』や『7時のニュース』と比較して視聴率が低迷し、最低視聴率はわずか1.8%という厳しい結果に終わります。これにもかかわらず、最終回では特別な「チャンピオン大会」が決行され、まるで冒険の幕を下ろすような演出がされました。山田と柳沢は、十勇士を遺して宇宙船に乗り込み、新たな挑戦への冒険に旅立つという印象深い結末でした。

制作背景

この番組の企画・立案は、後に名番組『進め!電波少年』などを手掛ける土屋敏男が担当しており、彼のクリエイティブな視点が、番組の独自性を際立たせました。

レギュラー出演者とネット局

主要なレギュラーとしては、チャック・ウィルソンや忍者、おきゃんぴー、柳田真宏などが名を連ねました。番組は日本テレビが制作し、ほぼ全ての系列局で同時放送されました。

『ニッポン快汗マップ ガムシャラ十勇士!!』はその一風変わった挑戦の形と参加者の奮闘を描き、多くの視聴者に強烈な印象を与えました。

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