ニッポン放送 THEラジオパーク in 日比谷

ニッポン放送 THE ラジオパーク in 日比谷とは

ニッポン放送が2006年から毎年（中断期間あり）、日比谷公園で開催している大型イベントです。「ラジオパーク」という愛称で親しまれ、さらに略して「ラジパ」とも呼ばれています。このイベントは、ニッポン放送がリスナーと直接触れ合う機会を設けるために始まりました。

イベントの背景

2006年、ニッポン放送はライブドアによる買収騒動を経て、会社分割により新たなスタートを切りました。この変革期に、リスナーとの絆を深めるため、日比谷公園を「ニッポン放送の庭」に見立て、番組祭りのイベントを開催しました。

「ラジオパーク」という名前には、「ニッポン放送が作るラジオのテーマパーク」という意味が込められています。リスナーに「いつもは耳だけで楽しんでいるラジオを、全身で楽しんでほしい」という思いが込められています。

イベントの特徴

ラジオパークでは、ニッポン放送の各番組を担当するアナウンサーやパーソナリティが、日比谷公園内の特設会場から公開生放送や公開録音、番組関連イベントを行います。また、緑地協会や公園協会が後援についており、「東京の10年後の緑豊かな都市形成を応援する」というキャッチフレーズも掲げられています。

過去には、「TOKYO アイドルパーク in 日比谷」や「カレーパークin日比谷」といった姉妹イベントも開催されました。

開催時期と変遷

当初は毎年11月の第2週の週末に開催されていましたが、2009年にはリーマンショックの影響で中止となりました。その後、2010年から現在の開催時期に移行しました。2011年は東日本大震災、2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止され、2021年も開催が見送られました。しかし、2023年には4年ぶりに開催され、U-NEXTの協力でトークショーパートがネット配信されました。2024年は日比谷公園の改修工事のため中止となりました。

入場と集客

入場は無料です。開始当初は2日間で10万人以上が来場していましたが、近年は集客数が減少傾向にあり、2019年には75,000人にとどまりました。

イベント内容の変化

集客数の減少に伴い、番組イベントの規模が縮小される一方で、協賛スポンサーの出店や、全国のラジオ局が連携した物販ブース「ネットワークブース」が増加しています。「ラジオリビング」ブースでは、アナウンサーによる実演販売も行われ、ステージ出演しないアナウンサーも会場を巡回します。

テーマソング

ラジオパーク開催前後の番組放送週には、交通情報BGMがイベントのテーマソングのインストゥルメンタルに変更されます。

過去のテーマソングには以下のような楽曲があります。

2006年: 泣いて笑って／aluto
2007年: 願い空／押谷沙樹
2008年: Stand Up!／洸平
2010年: いまを生きて／手嶌葵
2012年: 未発表
2013年: 消えない虹／三浦祐太朗
2014年: 歩き出してくれないか（イメージソング）／松山千春、イマジン（応援ソング）／USAGI
2015年: 未発表
2016年: Boom Word Up／w-inds.
2017年: C;ON／C;ON Girls Music Department
2018年: Dance with me／Chuning Candy
2019年: おいでよラジオパーク～どっちかならYES!～／フレンズ

各年のテーマ

各年のイベントには、それぞれテーマが設定されています。

2013年: 「緑と、家族と、音楽と」
2014年: 「エコと、緑と、健康と」
2015年: 「エコと、緑と、健康と」
2016年: 「みどりと、スポーツと、音楽と」
2017年: 「君に耳キュン!」
2018年: 「あなたにショウアップ!」
2023年: 「やっと会えたね」

関連項目

ラジオ局が主催する他の番組祭りイベントとしては、以下のようなものがあります。

TBSラジオ大感謝祭 ラジフェス（TBSラジオ）
RADIO EXPO（TBSラジオ）
文化放送メディアプラス「浜松町ハーベストフェスタ- 浜祭 -」（文化放送）
ABCラジオまつり（ABCラジオ）
MBSラジオ秋まつり（MBSラジオ）
オーサカキング（MBSラジオ）
OBCラジオまつり 10万人のふれあい広場（ラジオ大阪）
CBCラジオ夏まつり（CBCラジオ）
東海ラジオ大感謝祭（東海ラジオ）

まとめ

「ニッポン放送 THE ラジオパーク in 日比谷」は、リスナーとパーソナリティが一体となって楽しめるイベントです。ラジオの魅力を再発見できる場として、今後も多くの人に愛されるでしょう。

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