ニャニがニャンだー ニャンダーかめん

概要

『ニャニがニャンだー ニャンダーかめん』は、名古屋テレビ放送によって制作され、やなせたかしが原作を手掛けたアニメです。この作品は、1996年から2000年まで『少年少女新聞』に連載された「ピョンピョんおたすけかめん」をもとにしていますが、アニメ化される際に主人公をウサギから猫の「ニャーゴ」に変更されました。この作品には、やはり「ピョンピョんおたすけかめん」のキャラクターたちも登場しており、原作者の他作品である『アンパンマン』とは同じ世界観を持っています。

本作は、サンライズが名古屋テレビのアニメを制作した中で、初の完全ファミリー向けアニメとなり、全編デジタル制作が行われたことも注目されています。放送期間は2000年2月から2001年9月までで、全83話が放送されました。放送形態は第72話までは基本的に1話2本立てでしたが、その後は1話構成に移行しました。

このアニメの製作には、やなせたかしが親向けに制作したこともあり、アンパンマンの制作チームのメンバーが数名参加していました。名古屋テレビ制作のアニメ枠では最長放送期間の作品でありながら、視聴者からの人気はそれほど高くなかったようです。

あらすじ

物語は、猫の少年「ニャーゴ」が住むキャットタウンを舞台に展開されます。彼は読書が好きな内気な小学生で、木登りが得意ではありませんが、周りの人々を思いやる心を持っています。ある日、「助けて！」という声を聞くと、彼は特別なアイテムたち（ベルト、くつ、てぶくろ、マント、かめん）を身に着け、正義の味方「ニャンダーかめん」に変身します。ニャンダーかめんは、周りの誰もが憧れるヒーローとして、様々な事件を解決します。しかし、彼の使命は秘密で、妹のミーコと友人たちにも知られずに活動しています。

一方、猫の中でも野心家の「ニャオン」は、ニャンダーかめんの人気に嫉妬し、彼に勝つための策を巡らせています。こうして、ニャンダーかめんが活躍するキャットタウンでは、様々なドラマが繰り広げられます。

登場キャラクター

• - ニャーゴ / ニャンダーかめん（声 - 浅野まゆみ）: 主人公であり、猫の少年。変身することでヒーローとなり、助けを求める者には誰にでも手を差し伸べる優しさを持っています。
• - ミーコ / ニャンダーかれん（声 - 川田妙子 / かないみか）: ニャーゴの妹であり、兄を心配しつつも彼の秘密にも気づく存在です。
• - ピーどり（声 - すずき紀子）: ニャーゴの友人で、ピンチの時には助ける能力を持つプテラノドン。
• - ニャオン（声 - 堀内賢雄）: 人気者になりたいと思っている青いヤマネコで、自分の野心から様々な策略を考えています。
• - 他にも、多彩なキャラクターが登場し、彼らの個性を通して物語が進行します。

この作品は、子供たちに正義の力や友情、思いやりの重要性を伝える大切なメッセージを持ったアニメであり、今もなお多くの人々から親しまれています。

もう一度検索