ニヤス・イリアソフ:ロシア柔道界を担う100kg級の雄
ニヤス・イリアソフ(Niyaz Ilyasov、
1995年8月10日 - )は、
ロシア出身の
柔道選手です。100kg級の選手として、国際舞台で目覚ましい活躍を見せています。
若手時代から輝かしい実績
イリアソフは、若い頃からその才能を発揮していました。
2014年には、ヨーロッパジュニア100kg級で優勝。同年の世界ジュニアでは、決勝で後藤隆太郎選手に敗れたものの、見事2位に入賞しました。翌
2015年には、ヨーロッパジュニアで2連覇を達成。世界ジュニアでは、初戦で
飯田健太郎選手を破り、その後は全て一本勝ちで優勝を飾るという圧倒的な強さを見せつけました。
世界の舞台へ
2016年には、U23ヨーロッパ選手権で3位、世界軍人選手権大会で優勝するなど、着実に実績を積み重ねていきました。
2017年には、グランドスラム・エカテリンブルグで2位、U23ヨーロッパ選手権で3位に入賞。
2018年には、グランドスラム・エカテリンブルグで優勝、グランプリ・ザグレブでも
飯田健太郎選手を破って優勝するなど、世界の舞台でその実力を証明しました。
世界選手権での激闘
2018年の世界選手権では、準々決勝で当時世界チャンピオンだった
ウルフ・アロン選手を破るという快挙を達成。準決勝では、韓国のチョ・グハム選手に敗れましたが、3位入賞を果たしました。
2019年の世界選手権では、準決勝で前年敗れたチョ選手に勝利したものの、決勝で
ジョルジ・フォンセカ選手に敗れ、惜しくも2位に終わりました。
東京オリンピックでのメダル獲得
2021年、イリアソフは東京オリンピックに出場。準々決勝でフォンセカ選手に敗れましたが、敗者復活戦を勝ち上がり、見事3位入賞を果たし、オリンピックの舞台でメダルを獲得しました。
主な戦績
2014年 - ヨーロッパジュニア 優勝
2014年 - 世界ジュニア 2位
2015年 - ヨーロッパジュニア 優勝
2015年 - 世界ジュニア 個人戦 優勝 団体戦 3位
2016年 - U23ヨーロッパ選手権 3位
2016年 - 世界軍人選手権大会 優勝
2017年 - ヨーロッパオープン・リスボン 優勝
2017年 - グランプリ・アンタリヤ 3位
2017年 - グランドスラム・エカテリンブルグ 2位
2017年 -
グランプリ・タシュケント 2位
2017年 - U23ヨーロッパ選手権 3位
2018年 - グランドスラム・エカテリンブルグ 優勝
2018年 - グランプリ・ザグレブ 優勝
2018年 - 世界選手権 3位
2019年 - 世界選手権 2位
2019年 -
ミリタリーワールドゲームズ 3位
2019年 - オセアニアオープン・パース 2位
2019年 - ワールドマスターズ 3位
2020年 - グランドスラム・ブダペスト 優勝
2021年 - グランドスラム・テルアビブ 3位
2021年 - ヨーロッパ選手権 5位
2021年 - 東京オリンピック 3位
ニヤス・イリアソフ選手の今後の活躍に、ますます期待が高まります。
出典: JudoInside.com
外部リンク
ニヤス・イリアソフ - JudoInside.com のプロフィール(英語)