ニュースの森 TBC

ニュースの森 TBC

『ニュースの森 TBC』は、宮城県のTBS系列局である東北放送（TBCテレビ）で、2001年4月2日から2005年3月25日にかけて、平日の夕方に放送されていたローカルワイドニュース番組です。この番組は、全国のニュース番組である『JNNニュースの森』の宮城県におけるパートにあたるもので、正式名称は『JNNニュースの森 TBC』でした。全国版の番組枠において、これは第2期シリーズとして位置づけられています。

番組の始まりとキャスターの変遷

番組は、それまで放送されていた『TBCニュースウェーブ』の後継番組として、2001年4月2日にスタートしました。番組開始時のメインキャスターには、『TBCニュースの森』（第1期）で初代キャスターを務めた鈴木俊光氏と、『ニュースウェーブ』から続投となった宮田敬子氏が起用されました。

放送開始から2年が経過した2003年3月31日には、初めてメインキャスターが交代しました。この時期からは、『ニュースウェーブ』でかつてキャスターを務めた佐藤修氏と、情報番組『グッデイみやぎ』から加わった田添菜穂子氏が新たに番組の顔となりました。しかし、その約1年後の2004年3月29日には、女性キャスターが田添氏から初代キャスターだった宮田氏へと再び交代しました。これにより、番組終了までの期間は佐藤修氏と宮田敬子氏のペアで進行することになりました。

歴代の主なメインキャスターは以下の通りです。

2001年4月2日〜2003年3月28日: 鈴木俊光、宮田敬子
2003年3月31日〜2004年3月26日: 佐藤修、田添菜穂子
* 2004年3月29日〜2005年3月25日: 佐藤修、宮田敬子

なお、宮田敬子氏は前番組の『TBCニュースウェーブ』から引き続き担当し、さらに本番組の終了後に始まる後継番組『イブニング・ニュース TBC』でもキャスターを務めるなど、長きにわたり東北放送の夕方ニュースに関わりました。

印象的なエピソード

番組の歴史の中で特に記憶されている出来事として、2003年5月26日の放送中に発生した三陸南地震への対応があります。この地震では、仙台市内でも震度5弱を観測し、放送中のスタジオも激しい揺れに見舞われました。スタジオ内では物が音を立てて揺れ、スタッフからも緊迫した声が上がる状況でした。メインキャスターを務めていた佐藤（修）氏と田添氏は、自らの身に危険が迫る中でも、揺れが収まるまでテーブルの下に身を隠しながら、視聴者へ向けて懸命に地震の状況を伝え続けました。この時の緊迫した放送の様子は、翌日の全国ニュース番組『JNNニュースの森』の中で一部が紹介され、全国的に注目されました。

また、この地震発生を受けて、番組内容は急遽大幅に変更されました。通常であれば天気予報のコーナーである『ヤン坊マー坊天気予報』の時間帯が、急遽変更され、TBSテレビから寄せられた地震関連情報が放送されるといった対応も取られました。

番組の終焉とその後

『ニュースの森 TBC』は、2005年3月25日の放送をもって終了しました。そして、2005年3月28日からは、新たな夕方のローカルニュース番組として『イブニング・ニュース TBC』が放送を開始しました。

関連する情報としては、地域密着型のニュース報道という点で「河北新報ニュース」が挙げられます。また、全国のJNN系列局で放送されていた夕方のローカルニュース番組全般を一覧する際には、「JNN夕方ローカルニュース一覧」に関連する項目となります。さらに、本番組の名称が『JNNニュースの森 TBC』とされる以前に、同じく『JNNニュースの森』の宮城県向けパートとして放送されていた「TBCニュースの森（第1期）」も、関連番組として挙げられます。

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