ニュース対談

『ニュース対談』は、フジテレビが1959年3月1日の開局から1965年9月まで放送していた報道番組です。フジテレビの夜の最終便として、その日のニュースを伝えていました。この番組が放送されていた時期は、フジテレビがFNN（フジニュースネットワーク）を結成する前だったため、番組名にFNNの冠はついていません。ちなみにFNNが発足したのは1966年10月3日です。

放送時間

日曜日から金曜日：22時45分～22時55分（JST）
土曜日：21時45分～21時55分（JST）。土曜日は22時00分から23時30分に『夜の十時劇場』が放送されていたため、放送時間が異なっていました。

主なキャスター

三木鮎郎
石川輝
露木茂（フジテレビアナウンサー）
永島信道（フジテレビアナウンサー）

これらのキャスターが、日々のニュースを視聴者に伝えていました。特に、露木茂アナウンサーや永島信道アナウンサーは、フジテレビの看板アナウンサーとして活躍しました。

ネット局

当時のフジテレビは、共同テレビニュース（現在の共同テレビジョン）と特約を結んでいました。そのため、共同テレビニュースと特約契約をしていた局が、この番組をネットしていました。これらの局は、現在でいうFNN系列局に相当します。

しかし、一部の局では日本テレビの『きょうの出来事』をネットしていた関係で、『ニュース対談』は放送されていませんでした。例えば、札幌テレビ放送、仙台放送、広島テレビ放送などが該当します。

以下は、『ニュース対談』をネットしていた主な局です。

フジテレビ
東海テレビ（1962年4月1日にフジテレビ完全系列となってからネット開始）
関西テレビ（フジテレビ開局と同時にネット開始。関西テレビはフジテレビ開局前に開局していた）
九州朝日放送（開局と同時にネット開始。1964年9月30日のNETテレビ系列一本化により打ち切り）
* テレビ西日本（1964年10月1日に日本テレビ系列からフジテレビ系列に変更したことにより、ネットを開始。それ以前は『きょうの出来事』をネットしていた）

このように、当時のネットワーク事情は複雑であり、各局の系列関係や番組編成によって、放送される番組が異なっていました。『ニュース対談』は、フジテレビの初期の報道番組として、その歴史を語る上で重要な役割を果たしています。

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