ニール・エカーズリー

ニール・エカーズリー（Neil Eckersley、1964年4月5日 - ）は、イギリスのボルトン出身の著名な柔道家です。主に60kg級で活躍し、身長は168cm。柔道家としての力量を示す段位は6段です。

エカーズリーは、1983年のヨーロッパジュニア選手権60kg級で2位に入賞し、その才能を早くから示しました。翌1984年のロサンゼルスオリンピックでは、若干20歳にして銅メダルを獲得。この活躍で、一躍その名を知られることになります。1986年の英連邦競技大会では2位となりました。

1987年には、ヨーロッパ選手権で3位に入賞する一方で、世界選手権では5位という結果に終わりました。1988年のヨーロッパ選手権でも3位に入賞しましたが、同年のソウルオリンピックでは2回戦で敗退しています。

エカーズリーは、柔道界において浮固の発案者としても広く知られています。そのため、浮固は「エッキー固め」や「イングリッシュ・ホールドダウン」(English Hold-Down)といった別名でも呼ばれています。彼の考案した浮固は、現代柔道においても重要な技術の一つとして認識されており、多くの柔道家によって使用されています。


主な戦績は以下の通りです。

1983年 - ヨーロッパジュニア　2位
1984年 - イギリス国際　優勝
1984年 - ロサンゼルスオリンピック　3位
1985年 - ベルギー国際　優勝
1985年 - ドイツ国際　2位
1986年 - ドイツ国際　優勝
1986年 - 英連邦競技大会　2位
1987年 - 正力国際　3位
1987年 - ドイツ国際　3位
1987年 - ヨーロッパ選手権　3位
1987年 - 世界選手権　5位
1988年 - イギリス国際　優勝
* 1988年 - ヨーロッパ選手権　3位

ニール・エカーズリーは、オリンピックでのメダル獲得、ヨーロッパ選手権での入賞、そして浮固の考案を通じて、柔道界に大きな足跡を残しました。彼の技術と功績は、今後も長く語り継がれていくことでしょう。

ニール・エカーズリー - JudoInside.com のプロフィール（英語）

もう一度検索