ネオス (航空会社)

ネオス航空（Neos S.p.A.）

ネオス航空は、イタリアのロンバルディア州ソンマ・ロンバルドに本社を置く航空会社です。アルピツアーS.p.A.の子会社として、ボーイング737ネクストジェネレーション、ボーイング767、そしてボーイング787といった機材を駆使し、73の路線を運航しています。

歴史

2001年6月22日、ネオス航空はアルピツアーS.p.A.とドイツのTUIグループという二つの企業の合弁会社として設立されました。翌2002年3月8日に運航を開始し、長年にわたりコスタ・クルーズと協力し、イタリア発着のクルーズ船利用客をドバイ、カリブ海、北ヨーロッパなどへ輸送してきました。

2011年1月には、ネオス航空の保有機材は6機に拡大。2014年にはボーイング787-8を3機発注しましたが、その後、発注は4機のボーイング787-9に変更され、2020年にはノルウェージャン・エア・インターナショナルから2機を取得しました。ネオス航空は、イタリアで最初のボーイング787オペレーターとなりました。また、2021年3月30日には、最初の2機のボーイング737 MAX 8を受領し、翌年6月8日にはさらに2機を受領しました。

2021年4月21日、ネオス航空はIATAトラベルパスに参加。このプロジェクトに申請し参加している唯一のイタリアの航空会社です。同年、ミラノ-カイロ間の新ルート開設を発表し、5月から運航を開始。6月29日からは隔週での運航を予定しています。

ネオス航空は、EASAの規定に則り、自社機だけでなく他社の航空機の技術的メンテナンスも独自に行っています。また、2002年9月からはボーイング737-800とボーイング787-9のパイロットおよび客室乗務員向けのトレーニングプログラムも実施しています。

就航地

ネオス航空は、南ヨーロッパ、アフリカ、アジア、カリブ海、ブラジル、アメリカ、メキシコなど、幅広い地域へ就航しています。

運行機材

2021年5月時点で、ネオス航空の保有機材は全てボーイング社製で統一されています。

過去の機材

過去には、異なる機種も運用されていました。

事故

2012年11月19日、ネオス航空731便（ボーイング767-300ER）がフランクフルトからミラノ・マルペンサ空港へ飛行中に激しい乱気流に遭遇。この事故により、乗客66人が軽傷を負いました。

参照

イタリアの航空会社
en:List of charter airlines

出典

ネオス公式サイト
ウィキメディア・コモンズ

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