ネパールの都市の一覧

ネパールの都市と基礎自治体

ネパールには、基礎自治体として263の都市が存在し、その数は増え続けています。これらの自治体は、政府の定めた基準を元に、人口や年度予算、社会基盤の整備状況によって分類されています。特に2014年には58の新しい自治体が加わるなど、再編が進められています。新しい自治体は、多くの場合、地域の発展を促進するための重要なステップとされており、その後も数回にわたり新しい自治体が設立されてきました。

基礎自治体の分類と規準

ネパールの基礎自治体は、主に3つのカテゴリに分けられます。これには、大都市、準大都市、そして市町村が含まれています。大都市は、人口が30万人以上で、単年度予算が4億ルピー以上、といった厳格な条件を満たす必要があります。社会基盤として、電気・上水道・電話網が整備され、交通の便も良好である必要があります。さらに、高度な医療サービスを提供するための病院や医療機関が完備されていることも求められます。

準大都市は、人口が15万人以上、そして単年度予算が1億ルピー以上となる条件があります。同様に、社会基盤や医療機関が整備されていることが求められ、地域におけるスポーツ施設や公共施設の充実も重視されています。

市町村は、人口に応じて規準が異なり、最も小さい規模では山岳部で1.7万人以上、中山間地では3.1万人以上、そしてテライ（平野部）では6万人以上という条件があります。これらの自治体の設計は、地域ごとの特色やニーズに応じたものとなっており、地域の発展を実現する要件を満たしています。

最新の動向

2017年6月には、ビラートナガルとビールガンジの2つの準大都市が大都市に昇格しました。その際、ネパール政府による最新の報告書で、全体の自治体の数が再編され、合計276の市町と460の村議会が認められました。大都市の中では、ポカラが464.28平方キロメートルの面積を誇る一方で、小さな大都市としてはラリトプールが最小の36.12平方キロメートルとなっています。これにより、地方自治体の枠組みがより明確になり、地域の発展に貢献する枠組みとしての機能が、一層強化されています。

ネパールの地域づくりは、このような基礎自治体の活動を通じて進んでおり、国家全体の発展に寄与するシステムが構築されています。今後も、この基礎自治体の枠組みがさらなる発展を遂げることを期待したいところです。

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