ノムラでノムラだ♪ EXトラ!

ノムラでノムラだ♪シリーズ：MBSラジオを彩った10年の軌跡

2005年から2015年にかけてMBSラジオで放送された人気生ワイド番組『ノムラでノムラだ♪』シリーズ。フリーアナウンサー野村啓司氏をパーソナリティに迎え、リスナー参加型のコーナーや演歌・歌謡曲リクエスト、ニュースなどを織り交ぜた、明るく楽しい番組として親しまれていました。この文章では、番組の歴史、内容、出演者、そして様々な変遷について詳しく解説します。

第1期：ノムラでノムラだ♪ (2005年4月 - 2009年3月)

『MBSニュースワイドアングル』の後継番組としてスタートした『ノムラでノムラだ♪』第1期は、月～木曜日の15:45～17:23に放送。元毎日放送アナウンサーでビートルズファンの伊東正治氏プロデュースによる番組で、ビートルズの楽曲『Ob-La-Di, Ob-La-Da』がテーマソングとして使用されていました。番組開始当初は、野村氏と同期入社の近藤光史氏とのクロストークも放送されていましたが、2005年10月からは廃止されました。2008年には、リスナー公募による歌詞で制作されたオリジナルソングを発表するなど、リスナーとの交流を重視した番組作りが行われていました。

EXトラ！時代：ノムラでノムラだ♪EXトラ！（2009年4月 - 2014年3月）

2009年4月の改編で放送枠が拡大され、阪神タイガース情報コーナーが新設。番組タイトルも『ノムラでノムラだ♪EXトラ！』に変更されました。放送時間は月曜16:00～18:00、火～木曜16:00～17:53となり、金曜日の放送も開始されました。ナイターオフ期間（10月～3月）は、さらに放送時間が延長され、「ノムラでノムラだ♪Go!Go!エキストラ」といったスポーツニュース中心のコーナーも設けられました。

この時代には、サークルKサンクスとのコラボ弁当企画やバリ島ツアーなど、リスナーとの交流を深める様々な企画も実施されました。2011年からは放送曜日が月～木曜日に戻り、出演者やコーナー構成も変更されました。阪神タイガース情報コーナーも「虎の子情報」「ノムラでノムラだ♪EXトラモード」「ノムラでノムラだ〜withタイガース〜」と名称を変えながら継続されました。

第2期：ノムラでノムラだ♪ (2014年4月 - 2015年3月)

2014年からは、MBSラジオのプロ野球中継タイトル変更に伴い、放送時間が16:00～17:46に短縮され、タイトルを『ノムラでノムラだ♪』に戻しました。火曜日は桜井一枝氏、木曜日は森川美穂氏など、新たなパートナーも加わり、音楽企画などに力を入れた放送が行われました。2015年3月26日、10年の歴史に幕を閉じました。

出演者

パーソナリティは野村啓司氏。その他、MBSアナウンサーやタレント、スポーツ関係者、専門家など様々なゲストが出演し、番組を盛り上げていました。 長年出演した森川美穂氏や桂南光氏、ハイヒールリンゴ氏など、多くのレギュラー陣が番組に彩りを添えました。 また、アシスタントやニュースキャスターも番組の変遷とともに交代し、それぞれの個性と魅力を発揮していました。

コーナー

番組には様々なコーナーがありました。「ノムラの二重丸」「ノムラで啓司板」「午後5時30分の伝言板」など、リスナー参加型のコーナーが人気を集めました。「男はつらいよ…」「今さら聞けないおやじの園」「クイズそれは一体なんでSHOW!」など、特徴的なコーナーも数多くありました。 さらに、阪神タイガース関連の情報コーナーも、プロ野球シーズン中には重要な要素となっていました。これらのコーナーは、番組の時代や編成によって内容や曜日が変更されるなど、常に進化していました。

放送時間

放送時間は番組の時期や編成によって異なっていました。第1期、EXトラ！時代、第2期と、それぞれに放送時間や曜日、ナイターオフ編成時の時間変更などがありました。 特に、ナイターオフ期間中は、放送時間拡大や「Go!Go!エキストラ」など、特別な企画が放送されることもありました。

まとめ

『ノムラでノムラだ♪』シリーズは、野村啓司氏の人柄と、多彩なコーナー、そしてリスナーとの温かい交流が一体となった、長く愛されたラジオ番組でした。10年間の放送を通して、多くのリスナーに元気を与え、MBSラジオの歴史に大きな足跡を残しました。 この番組は、ラジオ番組の在り方、リスナーとのコミュニケーション、そして時代の変化の中でいかに番組を進化させていくのか、という点で貴重な事例と言えるでしょう。

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