ノースイースタン大学

ノースイースタン大学について

ノースイースタン大学（Northeastern University）は、アメリカのマサチューセッツ州ボストン市に所在する私立大学です。1898年に設立され、1916年に正式に大学として認可されました。この大学は、米国内外で高く評価されており、特に実践的な教育プログラムに力を入れていることが特徴です。

キャンパスと学生数

同大学のキャンパスはボストンのフェンウェイ・ケンモア地区にあり、ボストン美術館やシンフォニー・ホールなどの文化的スポットに近接しています。現在、学部生は約16,000人、大学院生は8,000人を超える規模に成長しており、多様なバックグラウンドを持つ学生が集まっています。

コーオプ教育プログラム

ノースイースタン大学の特色は、1909年に開始されたコーオプ教育プログラム（協同教育制度）です。このプログラムは、学生が学業とともに実務経験を積むことを可能にし、全国でも最も古い部類に入ります。2012年から2013年には、約7,968人の学生がこのプログラムに参加しました。学生は、名高い企業で半年から1年半のインターンシップを経験し、その中で得た知識やスキルをもとに卒業後のキャリアを築くことができます。

学術環境と評価

ノースイースタン大学は、学士課程で65の学科を提供し、大学院レベルでは125以上のプログラムが用意されています。特に、コーオプ教育を通じて培った経験と起業家精神が評価され、多くの卒業生が独自のビジネスを立ち上げています。2014年には、College Prowlerから大学の授業や教授、全体の学術環境の質に「A +」の評価が与えられました。

大学ランキングと入学競争

大学のランキングでも目立つ存在であり、US Newsの「Best College Rankings」では例年順位が上昇しています。2016年には全米の大学ランキングで39位を記録し、ボストンエリア内ではハーバード大学やMITに次ぐ高評価を得ています。入学難易度についても年々上昇しており、特に最近ではブラウン大学に匹敵する成績を持つ入学者が増えています。2017年には出願者数が急増し、約6万人に到達。2018年にはさらに増加し、合格率も19%と年々厳しくなっている状況です。

専攻の広がりと研究の成果

注目される専攻としては、経営学、エンジニアリング、コンピュータサイエンス、犯罪心理学、看護学、薬学などがあり、これらの分野での教育と研究が盛んです。特に、MITと連携してNASAから宇宙ロボットの開発を請け負うなど、研究分野でも顕著な成果を上げています。

国際的な連携

日本の大学との提携もあり、明治大学との間でダブルディグリー・プログラムを設けています。このプログラムによって、学生はおよそ4年2ヶ月で両大学の学士号を取得することが可能です。東大、早大、京大、上智大、立教大など、日本のトップ大学とも積極的に関わりを持っています。

ノースイースタン大学は、実践的な教育、優れた学問、国際的なつながりを兼ね備えた名門校として、今後も成長が期待される機関です。

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