ノートルダム学院小学校

ノートルダム学院小学校

ノートルダム学院小学校は、京都府京都市左京区下鴨南野々神町に位置する私立の小学校です。この学校は、1954年にアメリカ・ミズーリ州のノートルダム教育修道女会によって設立され、地域の支援を受けて成り立ちました。

学校概要

現在、この学校には約770名の生徒が所属しており、1クラスの人数は約30名です。全体で24のクラスがあり、各学年ごとに4クラスが設けられています。クラスは、1年生から始まり、順次番号が付与されており、分かりやすい構成になっています。

校歌の紹介

校歌は、シスター・メリーアンシラが作詞、シスター・メリーキャロラインが作曲を手掛けたもので、聖マリアを讃え、学びの豊かさを歌い上げています。歌詞には、比叡山の緑や輝く朝日が描かれ、教育に対する情熱が表現されています。

学校の活動

この学校には、「パートナーシップ」と呼ばれる独自の制度があります。この制度では上級生が下級生をサポートし、学年に壁がなくなり、児童同士の良好な関係が築かれています。スポーツフェスティバルはその一例であり、全学年がクラスごとに競い合い、クラスの結束力が高まるきっかけとなっています。また、上級生は下級生に給食の準備を手伝ったり、校内のルールを教えたりするなど、相互支援が育まれています。

教育理念

教育方針はキリスト教の教えに基づいており、生徒たちには神を敬い、他者を大切にする心を育んでいます。「読む、書く、話す」の基礎を重視し、週に3日読書の時間が設けられ、漢字や数学の検定にも力を入れています。また、プログラミングや英語教育にも早くから取り組んでおり、生徒に英語を身近に感じさせる工夫がされています。

校外学習と特別活動

「山の家学習」は、自然と触れ合う大切な機会です。滋賀県にある「ノートルダム山の家」で行われ、特に4年生には稲刈りなどの体験を通じて、お米の大切さを学ぶプログラムが用意されています。さらに、6年生は「ディスカバリー」という修学旅行に参加し、各地の文化や環境を学びながら成長する機会を得ています。

スポーツとアウトドア活動

冬季にはスキー学習が行われ、1年生から3年生と4年生がそれぞれスキー場を訪れます。スポーツを通じてチームワークや努力の大切さを体験します。また、かつて行われた遠泳合宿は、環境の変化により2024年に廃止となりましたが、教育における目的意識を重視する姿勢は受け継がれています。

学校の施設

50周年を記念して設立されたプールは、先進的な技術が導入され、プールの底を上下に調整することができ、遠泳訓練にも対応可能です。生徒たちは、このプールでの訓練を通じて「目的を達成する喜び」を経験し、自己成長を図っています。

著名な卒業生

ノートルダム学院小学校からは、多くの著名な卒業生が輩出されています。中には、指揮者の大山平一郎や俳優の佐々木蔵之介、華道家の池坊美佳などがいます。また、系列校としてはノートルダム女学院中学校・高等学校や京都ノートルダム女子大学があり、教育の連携が図られています。

ノートルダム学院小学校では、教育活動を通じて多様な体験を提供し、子供たちが成長することを全力で支援しています。

もう一度検索