ノートルダム清心中学校・高等学校

ノートルダム清心中[[学校]]・高等学校について

ノートルダム清心中[[学校]]・高等学校（通称：清心）は、広島県広島市西区に位置する私立の女子校であり、学校法人ノートルダム清心学園によって運営されています。この学校は、完全な中高一貫教育のシステムを採っており、高校からの新入生募集は行っていません。学校は、広島市街と美しい瀬戸内海を一望できる己斐地区にあり、カトリックの信念に基づく教育理念を重視しています。

学校の歴史と沿革

ノートルダム清心の設立の背景には、戦後の広島における教育再建の意義があります。ナミュール・ノートルダム修道女会は、1945年の原爆によって甚大な被害を受けた広島で新たな教育の場を提供することを決心しました。当初、教育施設の建設予定地は二葉の里にありましたが、当該地が住宅用地に転用されたため、最終的には己斐地区に移設されました。1949年には設計図が完成し、より小規模ながらも充実した教育環境の整備が進められました。

1949年3月、正式に設立認可を受け、1950年には中[[学校]]が開校しました。第一回の入学試験は未完成の校舎ではなく、近隣の小学校で行われ、341名の志願者が集まりました。初代の145名が4月12日に入学し、1953年には高校課程もスタートしました。1961年には短期大学も設立されましたが、2003年には廃学となっています。

学校生活と教育方針

ノートルダム清心では「心を清くし、愛の人であれ」という教育理念のもと、少女たちの人格形成が大切にされています。カリキュラムには、学問の育成だけでなく、精神的な成長やコミュニケーション能力の育成が重視されており、各種の行事やクラブ活動が積極的に行われています。特に、カトリック研究会は、信仰に関する学びを深めるための独立した活動が行われており、幅広い参加が許されています。

生徒は広島県や山口県の各地から通学し、大根坂と呼ばれる坂を登って学校に行くのが日課です。朝の始業時間にショートホームルームがある他、必修のクラブ活動とともに多様な学びが提供されます。

制服と学校生活

創立当初は制服がなく、生徒たちがシスターたちと共に制服を手作りしていました。現在では、冬服は濃紺のワンピース、夏服はジャンパースカートが正式な制服として定められており、高校1年生以上には新しいデザインも採用されています。学校生活は規則正しく、年間を通じた宿泊行事や運動会、文化祭など、活発な行事活動が行われています。

充実した部活動

清心には多彩なクラブ活動があり、中学生は必修となっており、高校生は任意参加ですが、8割以上がクラブに所属し活躍しています。ディベート部や音楽部、演劇部など、部活動は熱心に活動しており、全国大会にも多くのクラブが出場しています。これに加えて、各種委員会活動が盛んで、学園祭や体育祭の実行委員会なども設置されています。

施設とキャンパス環境

学校の施設としては、ノートルダムホール、体育館、温水プールなどが充実しており、各種教育活動やスポーツ活動に対応しています。最新のMM教室では情報教育も行われており、コンピュータを使用した学びが推進されています。また、校内には食堂も設置され、ランチタイムには生徒たちが学びの合間に交流を深めています。

おわりに

ノートルダム清心中[[学校]]・高等学校は、広島市における伝統的な女子教育機関として、高い教育水準と豊かな学校生活を提供しています。多くの著名な出身者を輩出し、地域社会にも貢献し続けている学校は、今後もさらなる発展が期待されます。

もう一度検索