ハイウェイホテル

ハイウェイホテルとは

ハイウェイホテル（Highway Hotel）は、高速自動車国道の休憩所として設置された宿泊施設です。このホテルは、自動車旅行をする人々に向けた簡易な宿泊先で、特に高速道路沿いに位置しています。日本のモーテルに似た形態を取っており、利用者はインターチェンジで降りて精算することなく、そのまま宿泊することができるため、非常に便利です。

近年、ETC割引制度が導入され、ETC車載器を搭載した車両の場合は、深夜に通行した際、通行料金が割引されるメリットもあります。そのため、長距離移動をする際には、目的地の宿泊先まで行くよりも、途中のハイウェイホテルに宿泊した方が経済的な場合も多いのです。

注意点

ただし、利用する際にはいくつかの注意点があります。料金所では、不正通行を防ぐために出入口の通過時間や走行距離のチェックが行われています。このため、長時間出口にいるとETCゲートが開かず、係員に問い合わせを受けることがあります。また、ハイウェイホテルの宿泊料金は、通常のホテルと異なり、1泊あたりの部屋料金が人数に応じて設定されています。料金は平日や週末、さらにはシーズンによって変動するため、事前の確認が必要です。

予約は可能ですが、空室があれば当日でも利用できます。支払いは前払い制が一般的です。

展開状況

2023年8月時点では、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアに、計8つのハイウェイホテルが展開されています。各ホテルの特徴を少し見てみましょう。

レストイン時之栖（足柄SA上り線）

1977年に開設されたこのホテルは、シングルから和室まで多様な客室を提供しています。入浴休憩施設もあり、宿泊客は無料で利用できます。

• - チェックイン: 16時〜
• - チェックアウト: 〜10時

レストイン多賀（多賀SA下り線）

1984年に開設されたこのホテルでは、バス付・バスなしのツイン、和室など多様な部屋が利用可能で、上り線からのアクセスも便利です。

• - チェックイン: 15時〜
• - チェックアウト: 〜10時

ファミリーロッジ旅籠屋（壇之浦PA店、佐野SA店等）

このチェーンは各地のサービスエリアにも拠点を持ち、リーズナブルな宿泊を提供しています。客室はレギュラールームが多く、各店舗で朝食サービスなども行っています。

類似の宿泊施設

ハイウェイホテルとは異なるタイプの宿泊施設もありますが、いずれも高速道路のインターチェンジ近くに位置し、精算をせずに宿泊が可能です。これには、スーパーホテル新井（上信越自動車道新井PA）、桜ヶ池クアガーデン（東海北陸自動車道 城端SA）などがあります。特に、吉野川ハイウェイオアシスにはバンガローやログハウス、オートキャンプ場など多彩な宿泊形態があり、キャンプも楽しむことができますが、テントの貸し出しは行われていません。

高速道路での旅の際には、こうしたハイウェイホテルを利用して、手軽に休憩しつつ効率的な移動を楽しむことができます。

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