ハイヤング11

ハイヤング11（イレブン）

『ハイヤング11』は、1979年から1981年にかけてKBS京都で放送されていた深夜ラジオ番組です。この番組は、若者をターゲットにした内容で、多様なパーソナリティが出演し、音楽やトークを通じてリスナーとの交流を図りました。

放送の始まりと概要

『ハイヤング11』は、1979年4月に前番組『日本列島ズバリリクエスト』の後を受けてスタートしました。この新番組の初期の放送時間は、月曜日から土曜日の23:00から24:30まででしたが、1979年10月に放送時間が拡大され、23:00から25:00に変更されました。結局、1981年3月に放送を終了し、その後は『ハイヤングKYOTO（第一期）』が続きました。

当初、この時間帯のラジオ番組は主に生放送で制作されていましたが、『ハイヤング11』は放送開始から6ヶ月後の1979年10月から録音形式の番組に転換されました。これは前番組で不適切な発言があったため、その対策としての措置だったと考えられます。

パーソナリティとその変遷

番組には、関西を中心に活動する著名なフォークシンガーやDJが登場しました。初期のパーソナリティには、徳島出身の高石ともやや、北山修（自切俳人）、西岡たかしなどが名前を連ねていました。さらに、『ハイヤング11』は、社会思想に関する著作もある大学教授の小関三平やフォークソングの重鎮として知られる笠木透が起用され、比較的真面目な雰囲気にシフトしました。

また、若宮てい子はその当時、新進気鋭のDJとして注目を集めており、洋楽中心のプログラムは京阪神の深夜ラジオでは新鮮な試みとして受け入れられ、多くのリスナーに支持されていました。

桂文珍の番組中では、「コセンちゃん」として知られる番組ディレクターが次第に表に出てくることになり、番組の進行において重要な役割を果たしていました。

週ごとのパーソナリティ

この番組は、週ごとに異なるパーソナリティが登場し、多彩な話題を提供していました。以下は、各曜日ごとの主な担当者です。

• - 月曜日: 尾崎千秋（1979/4-1980/3）、西岡たかし（1980/4-1981/3）
• - 火曜日: 桂文珍（1979/4-1981/3）
• - 水曜日: 笠木透（1979/4-1981/3）
• - 木曜日: 広見早苗（1979/4-1980/3）、若宮てい子（1980/4-1981/3）
• - 金曜日: ヒューマンズー（自切俳人、高石ともや、杉田二郎）（1979/4-1981/3）
• - 土曜日: 諸口あきら（1979/4-1980/3）、小関三平（1980/4-1981/3）

終わりに

『ハイヤング11』は、当時の若者たちに愛される深夜ラジオ番組として、多くのリスナーの心に残る存在となりました。フォークソングや洋楽などの楽しい音楽、そして多彩なパーソナリティの個性がこの番組の魅力を引き立て、聴取者との深い関係を築いていったのです。

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