ハイラインレコーズ

ハイラインレコーズ（HIGHLINE RECORDS）は、東京都世田谷区下北沢に位置するレコードショップであり、インディーズレーベルとしても活動していました。特に、初期のBUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKENを輩出したことで知られています。

新人アーティストの発掘と育成に力を入れており、デモテープを店舗で販売し、その販売実績に基づいて自主レーベルから音源をリリースするという独自のシステムを確立していました。このシステムを通じて、多くの若手アーティストが世に出るきっかけを掴みました。

また、HI-SPLITやHI-STYLEといった若手バンドの楽曲を集めたコンピレーション・アルバムを制作・販売するなど、インディーズシーンの活性化にも貢献しました。

沿革

ハイラインレコーズの歴史は、1997年2月にスペースシャワーTVを運営するスペースシャワーネットワークの子会社、株式会社ハイラインレコーズの設立から始まりました。同年4月には店舗をオープンし、営業を開始しました。1999年には、同じビル内にスペースシャワーネットワーク運営のミュージックカフェ「スペースシャワーブランチ」がオープンしましたが、2005年に閉店しています。

2002年4月には、同じくスペースシャワーの子会社である音源制作会社、株式会社オト・ゲノムと合併しましたが、2003年3月に解散しました。その後、現在のハイラインレコードは、株式会社UKプロジェクト（UK PROJECT）の子会社として2002年1月に設立された株式会社ハイラインによって運営されていました。

しかし、2008年7月15日、ハイラインレコーズはその11年に及ぶ歴史に幕を閉じました。

主なアーティスト

ハイラインレコーズは、数多くのアーティストを輩出してきました。以下に主なアーティストを列挙します。

BUMP OF CHICKEN|BUMP_OF_CHICKEN（後にTOY'S FACTORYへ移籍）
NANANINE（後にワーナーミュージック・ジャパンへ移籍）
Bacon
自由人
Good Dog Happy Men
BANK$
ジァイアントステップ
wagon
おとぎ話
HEAD GOOD TV
UNDER THE COUNTER
BUNGEE JUMP FESTIVAL（自主レーベル武蔵野レコードを立ち上げ）

ハイラインレコーズは、短い期間ながらも日本のインディーズ音楽シーンに大きな影響を与え、多くの才能を世に送り出した重要な存在でした。

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