ハトヤ

ハトヤホテル：CMソングで有名な老舗ホテルの魅力

ハトヤホテルは、静岡県伊東市に本社を置く歴史あるホテルです。特に、野坂昭如作詞、いずみたく作曲のCMソング「伊東へ行くならハトヤ」（ハトヤの唄）は、幅広い世代に親しまれています。

ハトヤホテルの歴史

ハトヤホテルの始まりは1947年。当時サラリーマンだった原口清二氏が、14室の「ハトヤ旅館」を譲り受けたことから始まります。「ハトヤ」という名前は、旅館の元の所有者が鳩を使った手品が得意だったことに由来します。創業時の建物は、改装時に「小鳩荘」として移築されました。1961年からは、「伊東に行くならハトヤ」のテレビCMが関東、東海、近畿地区で大ヒットし、その名が広く知られるようになりました。

1975年には、姉妹ホテルであるサンハトヤが開業し、「ハトヤ大漁苑」も併設されました。

結婚式場『ブライダルニューハトヤ』

1977年には、神奈川県川崎市に結婚式場『ブライダルニューハトヤ』が開業しましたが、1993年に閉鎖されました。その後、建物はテナントビルとして利用されています。

テレビCMとCMソング

「伊東に行くならハトヤ」のキャッチコピーは、1961年から使用されています。ザ・ドリフターズやビートたけしなどの人気お笑い芸人もこのCMをネタにするほど、社会現象となりました。CMソングは、「オリジナル版 懐かしのTV-CM大全集」などのCDに収録されています。1990年代前半までは、全国ネットのアニメ番組のCMとしても放映されていました。

過去のCMには、玉置宏が出演した「ホテルサンハトヤ オープン!!」や、ハトが会話するコミカルなもの、水着の女性と子供が体操する「4126体操」など、印象的な作品が多数存在します。特に、「前は海、後はハトヤの大漁苑」のCMは、少年が宮城県民謡「斎太郎節」の替え歌を歌うシーンが有名で、パロディの題材としても使われています。

三段逆スライド方式

ハトヤ大漁苑では、釣り上げた魚の数に応じて料金が安くなる「三段逆スライド方式」が採用されています。これは、釣れば釣るほどお得になるユニークなシステムです。現在は冬季限定で、屋外プールを釣り堀として利用しています。

各ホテル

ハトヤホテルは伊東市街地に位置し、「山ハト」とも呼ばれています。一方、ホテルサンハトヤは国道135号沿いの海に面しており、「海ハト」として親しまれています。サンハトヤには、日帰りでも利用できるレストラン大漁苑や海底温泉千石風呂が併設されています。

ハトヤホテルは、CMソングとともに、多くの人々に愛され続けているホテルです。家族旅行やグループ旅行で、ハトヤならではの温かいおもてなしを体験してみてはいかがでしょうか。

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