ハマる!動画ネタ天国

ハマる!動画ネタ天国／動画!インパクト王国

『ハマる!動画ネタ天国』は、2008年に日本テレビ系列で放送が開始された、インターネット上の動画コンテンツを主題とする特別番組です。その後、第4回からは番組タイトルを『動画!インパクト王国』と改め、引き続き不定期で放送されました。この番組は、世界中のインターネット上に日々アップロードされる多種多様な動画の中から、特に視聴者に強い印象を与える「インパクト動画」に焦点を当てて紹介する内容となっていました。

概要

番組の基本的なコンセプトは、インターネット上に存在するユニークで衝撃的な動画を、出演する芸能人たちが「プレゼンター」という役割で紹介していくというものです。プレゼンターはそれぞれが選んだ動画を、その面白さや意外性などを解説しながら視聴者に提示します。番組内で動画が再生される際には、その画面表示が当時の一般的な動画共有サービスであるYouTubeのインターフェースを模倣したデザインとなっており、インターネット文化との親和性を高める演出が施されていました。

番組のクライマックスでは、その回の放送で紹介された数多くの動画の中から、最も視聴者や審査員の心を掴んだ一本を「最優秀ハマる動画」（あるいは改題後の名称）として決定するという企画が設けられていました。これにより、単に動画を紹介するだけでなく、番組内での競争要素やランキング形式を取り入れることで、視聴者の興味を引きつける工夫がなされていました。

司会

番組の進行役は、放送回によって女性アナウンサーが交代しつつも、タレントの中山秀征が一貫して務めました。歴代の女性司会者は以下の通りです。

宮崎宣子（日本テレビアナウンサー）：番組開始から第3回までを担当しました。
葉山エレーヌ（日本テレビアナウンサー）：第4回放送時に司会を務めました。この回から番組タイトルが変更されています。
* 柳原可奈子：第5回以降の放送を担当しました。タレントが女性司会を務めるのは彼女が最初となります。

放送の歴史

『ハマる!動画ネタ天国』として2008年にスタートしたこの番組は、その後不定期放送という形式で回を重ねました。第4回目の放送を迎えるにあたり、『動画!インパクト王国』へとタイトルが変更されました。これは番組のリニューアルの一環と考えられます。しかし、第6回目の放送を最後に、現在のところ新たな放送は行われていない状況です。インターネット動画がますます多様化・普及していく時代の流れの中で、テレビ番組としてその文化を取り上げる試みの一つとして注目されました。

このように、本番組はインターネット上の動画に着目し、芸能人のプレゼン形式で紹介することで、当時の動画共有ブームを反映した企画として展開されました。放送回数は限られ、現在は終了しているものの、テレビとネット文化の融合を図ったユニークな特別番組であったと言えます。

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