ハロー!グッバイ

『ハロー!グッバイ』

『ハロー!グッバイ』（Hello! Good-Bye）は、1989年の春から秋にかけて、日本テレビ系列で放送された東宝制作の刑事ドラマです。毎週金曜の夜20時から20時54分までの間に放送され、多くの視聴者に支持されました。本作は、銀座を管轄する架空の銀座警察署の刑事課分室を舞台に、3人の同期の警察官が中心となり活躍する姿を描いています。

このドラマは、日本テレビの金曜8時連続ドラマとして初めてVTR撮影が行われた作品であり、特に映像の新しさが評価されました。しかし、その後の作品では再びフィルム撮影に戻り、技術の変遷を感じさせるものとなりました。本作は今のところ映像ソフト化は行われておらず、CS放送では2000年代以降、日テレプラスやチャンネルNECOにて再放送されました。

登場人物

本作の登場人物は個性豊かで、特に三人の主要キャラクターが物語の中心を成します。

伊達晋作 - 水谷豊

• - 階級：警部補
• - 所属：銀座署刑事課分室

伊達はかつて銀座署に勤務していたキャリア警察官です。彼の無鉄砲な行動が問題視され、海外研修名目でロンドンへ2年間赴任した後、銀座署に戻り分室のリーダーとなります。特に、彼の決めゼリフ「いい加減にしないと、怒ると人間変わっちゃうよ……？」は印象的です。最終的に人質救出のための行動が問題視され、ニューヨーク市警察へ飛ばされてしまいます。

安藤泰彦 - 三田村邦彦

• - 階級：警部
• - 所属：銀座署刑事課長（実質的には分室専従）

安藤は出世欲が強く、エリートとしての風格を持っています。彼は伊達の幼馴染でありながら、周囲にはその親密な関係を隠しています。分室の設置は彼が提案したもので、最終的には自らもそこに追いやられます。人質救出の問題により、モスクワ市警での研修となります。

小宮真理子 - 賀来千香子

• - 階級：警部補
• - 所属：銀座署刑事課分室

小宮は警視庁からの赴任組で、通称「マリリン」と呼ばれています。彼女は伊達の復帰を陰で支え、最終話では人質救出の行動が物議を醸し、警視庁外事課に異動となります。

ストーリー

ドラマは厳しい捜査活動を通じて、キャリア警察官たちの日常と人間関係を描写し、時にはユーモアも交えながら進行します。彼らは銀座という高級な舞台で、さまざまな事件を解決しながら成長していく姿が描かれます。特に、テーマ曲は物語の雰囲気を盛り上げる重要な要素とされています。

放送と音楽

オープニング曲「KISS DE 極楽（パラダイス）」は、ドラマのスタートを華やかに彩り、第1話から第4話までは劇中BGMとして「Dog Days」が使用されました。エンディングも「Dog Days」で締めくくられ、音楽のメリハリが効果的に物語を盛り上げました。

まとめ

『ハロー!グッバイ』は、ドラマファンにとって記憶に残る名作であり、銀座という舞台で繰り広げられるキャリア警察官たちのドラマは、視聴者に感動と興奮を与えました。キャラクターたちの人生模様を描くことで、人間関係の複雑さや成長を表現することに成功しています。

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