ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!!
『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!!』は、2010年にドラスから発売されたPlayStation Portable用ブロック崩しゲームです。このゲームは、サンリオウェーブの企画「ハローキティといっしょ!」を基にしており、人気イラストレーターたちがキティちゃんを愛するキャラクター「超キティラー」を描くというユニークなコンセプトが特徴です。
ゲーム概要
ゲームでは、各キャラクターのステージをクリアすることで、アクセサリーイラストを入手できます。これらのアクセサリーを組み合わせて、オリジナルの時計付きカレンダーを作成できるという、収集とカスタマイズの要素が盛り込まれています。
また、このゲームには続編として、PlayStation Vita用ソフト『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュV』（2012年6月発売）と、ニンテンドー3DS版『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュZ』（2012年10月発売）があります。
ゲーム内容
本作には全10キャラクターが登場し、各キャラクターごとに12のステージが用意されています。すべてのステージをクリアすると、EXステージが3つプレイできるようになります。ステージは、キャラクターのイラストが12分割された背景で、1ステージクリアごとに色が付くようになっています。単にブロックの配置が違うだけでなく、各キャラクターのイメージに合わせたコンセプトが凝らされており、課題クリア型のゲームとして楽しむことができます。
各キャラクターのステージをすべてクリアするたびに、クロック＆カレンダー機能で使用可能なアクセサリーを入手できます。オプション機能は、SEとBGMを3段階調整できるというシンプルなものですが、ステージセレクト機能はゲームデザインに組み込まれており、各ステージは完全に独立した設計となっています。そのため、ゲームオーバーによるデメリットはありません。
ブロック崩しでよくある永久パターンが発生しにくいように工夫されており、スタートボタンを押せばステージをやり直すことができます。万が一、詰まってしまった場合でも、一定時間経過でクリア扱いとなります。また、ボールがブロックの角に当たって水平方向に反射した場合、反射角にバイアスがかかるように設計されており、永久パターンを考慮した対策が施されています。バーアクションによってボールの反射角度を調整できる仕様も、ゲーム性を高めています。
ゲームの主題歌には、SF-A2開発コードmikiが用いられ、テーマソング「WITH」は公式サイトで配信されています。
ゲームステージ
各キャラクターのステージは、それぞれ異なるコンセプトでデザインされています。
猫村いろは：オーソドックスなステージで、全ブロックの破壊がクリア条件です。
天風みさき：シューズの形をしたブロックが特徴で、PSPを縦持ちにして奥行きを出すスポーティーなステージです。クリア条件は全ブロックの破壊。
聖葉リオ：ブロックとボールのサイズが半分で、ブロック数が2倍のステージ。音符の形をしたブロックは、破壊時のSEも異なります。クリア条件は全ブロックの破壊。
橘みかん：魔法少女をイメージしたステージで、時間経過とともにブロックが迫ってきます。クリア条件は、一定時間内に全ブロックを破壊すること。
山邑カリナ：野菜を模したブロックが特徴で、バーもブロックも曲面で構成されたステージ。クリア条件は全ブロックの破壊。
マール・キサラギ：海賊をイメージしたステージで、ボスを倒すのが目的です。クリア条件はボスの撃破。
蘭道鈴：ダンジョンを舞台に、宝箱の形をしたブロックが登場。ボールとバーの周りだけにスポットライトが当たり、8秒に一度画面全体が明るくなります。クリア条件は全ブロックの破壊。
一花麗流：花屋をイメージしたステージ。蕾の形をしたブロックを花を咲かせるのが目的です。クリア条件は全ての蕾にボールを当てること。
真宮・エリザベス・つばさ：コンボを成功させるのが目的で、ブロック間での連続バウンドでコンボ数が上昇します。クリア条件は規定数のコンボを成功させること。
水無瀬シズク：交通渋滞を解消するステージ。矢印を既定の方向に揃えて交通をスムーズにするのが目的。クリア条件は全矢印を指定された方向へ向けること。
これらのステージ内容は、発売前に先行公開されました。
ゲームの仕様と評価
ボールの挙動が予測不能で、ブロックに斜めに当たったはずが垂直に落ちてきたり、バーの端に当たったのに向きが変わらずミスになったりする現象が見られます。また、バーの移動が遅く、ボールの反射を見てからでは間に合わないという難しさがあります。
クリア特典のイラストは使い回しが多く、高画質版はPlaystation Networkで有料販売されています。おまけのウォッチ＆カレンダーで見られる絵も、公式サイトの絵に背景を追加しただけです。
また、多くのステージでアイテムの貫通を利用すれば簡単にクリアできる一方で、ボールコントロールが難しいステージや、ボス戦では弾を撃ってくるなど、難易度にばらつきがあります。露骨に手を抜いたようなステージ構成もあり、これらの要素が複合して、一部ステージは非常に難易度が高いとされています。
これらの要因が重なり、本作は携帯ゲームソフト板におけるクソゲーオブザイヤー2010携帯機部門で大賞を受賞する結果となりました。
ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュV
続編の『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュV』では、ゲームオリジナルのキティラー「シャルロッテ」と「かのん」が登場し、新ギミックも追加されました。ステージ数は130以上となっています。2012年6月には、追加ステージやカスタマイズ機能を追加したヴィクトリーパックが有料配信され、同年10月には、PS Vita版（ヴィクトリーパック含む）に50の追加ステージを加えたニンテンドー3DS版『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュZ』が発売されました。
キティラーズ
『ブロッククラッシュV』から新登場したキティラーは以下の通りです。
シャルロッテ（声 - 跡見あい、イラスト - びきに）
かのん（声 - 歩河みぃな、イラスト - サークルひとり）
クリストファー・W・ハートランド（イラスト - 倉花千夏）
桃（イラスト - 森永みるく）
香具楽 ノア（イラスト - 西Ｅ田）
雅 咲久耶（イラスト - CARNELIAN）
ミウ・クロウフォード（イラスト - 藤真拓哉）
乃木栖 かんな（イラスト - redjuice）
グレイス・J・ディーンスト（イラスト - 伊藤和司）
K.T.（イラスト - 9u6o）
ナディ=μ=ティア（イラスト - m/g）
北条 ミミ（イラスト - KEI）
倉嶋 タツキ（イラスト - KEI）
雪代 マイ（イラスト - KEI）
霧島 萌（イラスト - こげどんぼ）
蓬莱 そるて（イラスト - 原田たけひと）
テーマソング
OP『ラブロック』：歌 - 猫村 いろは、作曲・作詞 - 藤原章人、ギター - 尾嵜啓一
ED『girls☆girls talk!』：歌 - OS☆U
コラボレーション
スカッとゴルフ パンヤ
ペーパーマン
ウイルスシューターXX
関連事項
SF-A2 開発コード miki - 本作の主題歌に使用されたVOCALOID。
タイトー
ゲーム概要
ゲームでは、各キャラクターのステージをクリアすることで、アクセサリーイラストを入手できます。これらのアクセサリーを組み合わせて、オリジナルの時計付きカレンダーを作成できるという、収集とカスタマイズの要素が盛り込まれています。
また、このゲームには続編として、PlayStation Vita用ソフト『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュV』（2012年6月発売）と、ニンテンドー3DS版『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュZ』（2012年10月発売）があります。
ゲーム内容
本作には全10キャラクターが登場し、各キャラクターごとに12のステージが用意されています。すべてのステージをクリアすると、EXステージが3つプレイできるようになります。ステージは、キャラクターのイラストが12分割された背景で、1ステージクリアごとに色が付くようになっています。単にブロックの配置が違うだけでなく、各キャラクターのイメージに合わせたコンセプトが凝らされており、課題クリア型のゲームとして楽しむことができます。
各キャラクターのステージをすべてクリアするたびに、クロック＆カレンダー機能で使用可能なアクセサリーを入手できます。オプション機能は、SEとBGMを3段階調整できるというシンプルなものですが、ステージセレクト機能はゲームデザインに組み込まれており、各ステージは完全に独立した設計となっています。そのため、ゲームオーバーによるデメリットはありません。
ブロック崩しでよくある永久パターンが発生しにくいように工夫されており、スタートボタンを押せばステージをやり直すことができます。万が一、詰まってしまった場合でも、一定時間経過でクリア扱いとなります。また、ボールがブロックの角に当たって水平方向に反射した場合、反射角にバイアスがかかるように設計されており、永久パターンを考慮した対策が施されています。バーアクションによってボールの反射角度を調整できる仕様も、ゲーム性を高めています。
ゲームの主題歌には、SF-A2開発コードmikiが用いられ、テーマソング「WITH」は公式サイトで配信されています。
ゲームステージ
各キャラクターのステージは、それぞれ異なるコンセプトでデザインされています。
猫村いろは：オーソドックスなステージで、全ブロックの破壊がクリア条件です。
天風みさき：シューズの形をしたブロックが特徴で、PSPを縦持ちにして奥行きを出すスポーティーなステージです。クリア条件は全ブロックの破壊。
聖葉リオ：ブロックとボールのサイズが半分で、ブロック数が2倍のステージ。音符の形をしたブロックは、破壊時のSEも異なります。クリア条件は全ブロックの破壊。
橘みかん：魔法少女をイメージしたステージで、時間経過とともにブロックが迫ってきます。クリア条件は、一定時間内に全ブロックを破壊すること。
山邑カリナ：野菜を模したブロックが特徴で、バーもブロックも曲面で構成されたステージ。クリア条件は全ブロックの破壊。
マール・キサラギ：海賊をイメージしたステージで、ボスを倒すのが目的です。クリア条件はボスの撃破。
蘭道鈴：ダンジョンを舞台に、宝箱の形をしたブロックが登場。ボールとバーの周りだけにスポットライトが当たり、8秒に一度画面全体が明るくなります。クリア条件は全ブロックの破壊。
一花麗流：花屋をイメージしたステージ。蕾の形をしたブロックを花を咲かせるのが目的です。クリア条件は全ての蕾にボールを当てること。
真宮・エリザベス・つばさ：コンボを成功させるのが目的で、ブロック間での連続バウンドでコンボ数が上昇します。クリア条件は規定数のコンボを成功させること。
水無瀬シズク：交通渋滞を解消するステージ。矢印を既定の方向に揃えて交通をスムーズにするのが目的。クリア条件は全矢印を指定された方向へ向けること。
これらのステージ内容は、発売前に先行公開されました。
ゲームの仕様と評価
ボールの挙動が予測不能で、ブロックに斜めに当たったはずが垂直に落ちてきたり、バーの端に当たったのに向きが変わらずミスになったりする現象が見られます。また、バーの移動が遅く、ボールの反射を見てからでは間に合わないという難しさがあります。
クリア特典のイラストは使い回しが多く、高画質版はPlaystation Networkで有料販売されています。おまけのウォッチ＆カレンダーで見られる絵も、公式サイトの絵に背景を追加しただけです。
また、多くのステージでアイテムの貫通を利用すれば簡単にクリアできる一方で、ボールコントロールが難しいステージや、ボス戦では弾を撃ってくるなど、難易度にばらつきがあります。露骨に手を抜いたようなステージ構成もあり、これらの要素が複合して、一部ステージは非常に難易度が高いとされています。
これらの要因が重なり、本作は携帯ゲームソフト板におけるクソゲーオブザイヤー2010携帯機部門で大賞を受賞する結果となりました。
ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュV
続編の『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュV』では、ゲームオリジナルのキティラー「シャルロッテ」と「かのん」が登場し、新ギミックも追加されました。ステージ数は130以上となっています。2012年6月には、追加ステージやカスタマイズ機能を追加したヴィクトリーパックが有料配信され、同年10月には、PS Vita版（ヴィクトリーパック含む）に50の追加ステージを加えたニンテンドー3DS版『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュZ』が発売されました。
キティラーズ
『ブロッククラッシュV』から新登場したキティラーは以下の通りです。
シャルロッテ（声 - 跡見あい、イラスト - びきに）
かのん（声 - 歩河みぃな、イラスト - サークルひとり）
クリストファー・W・ハートランド（イラスト - 倉花千夏）
桃（イラスト - 森永みるく）
香具楽 ノア（イラスト - 西Ｅ田）
雅 咲久耶（イラスト - CARNELIAN）
ミウ・クロウフォード（イラスト - 藤真拓哉）
乃木栖 かんな（イラスト - redjuice）
グレイス・J・ディーンスト（イラスト - 伊藤和司）
K.T.（イラスト - 9u6o）
ナディ=μ=ティア（イラスト - m/g）
北条 ミミ（イラスト - KEI）
倉嶋 タツキ（イラスト - KEI）
雪代 マイ（イラスト - KEI）
霧島 萌（イラスト - こげどんぼ）
蓬莱 そるて（イラスト - 原田たけひと）
テーマソング
OP『ラブロック』：歌 - 猫村 いろは、作曲・作詞 - 藤原章人、ギター - 尾嵜啓一
ED『girls☆girls talk!』：歌 - OS☆U
コラボレーション
スカッとゴルフ パンヤ
ペーパーマン
ウイルスシューターXX
関連事項
SF-A2 開発コード miki - 本作の主題歌に使用されたVOCALOID。
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