ハードフォーク・サクセション

ハードフォーク・サクセション

『ハードフォーク・サクセション』は、RCサクセションの音楽キャリアの初期に焦点を当てたコンピレーション・アルバムで、1982年3月21日にリリースされました。このアルバムは、1970年から1972年の間に東芝音楽工業のEXPRESSレーベルに残された貴重な音源を元に制作されています。そのため、RCサクセションのファンはもちろん、音楽史を愛する人々にとっても必聴の一枚となっています。1998年にはCD化もされ、さらに多くのリスナーに届けられました。

アルバムの特徴

初版LPのカバーはエンボス加工されており、アーティスティックな魅力を放っています。ただし、その時代のEXPRESSレーベルにおけるアルバムは、すでに廃盤となっていたため、多くの楽曲が入手困難でした。このコンピレーションアルバムは、1998年に再発売された2枚のアルバムには未収録の楽曲が含まれているため、当時の音楽ファンにとって特別な価値があります。

収録楽曲の魅力

このアルバムには、RCサクセションの代表的な曲が多数収められています。すべての曲は、忌野清志郎による印象的な歌詞と肝沢幅一の楽曲で構成されています。具体的には、以下の楽曲が収録されています。

Side 1:

• - キミかわいいね
• - シュー
• - 三番目に大事なもの

※シングル版からストリングスを除いた別ミックス

• - けむり
• - 去年の今頃
• - 日隅くんの自転車のうしろに乗りなよ

(作曲：林小和生、破廉ケンチ)

• - ぼくの自転車のうしろに乗りなよ

Side 2:

• - ぼくの好きな先生
• - 2時間35分
• - あの娘の悪い噂
• - 言論の自由
• - イエスタデイをうたって
• - どろだらけの海
• - あの歌が想い出せない

(作曲：武田清一)

• - エミちゃんおめでとう

(作詞・作曲：林小和生)

• - メッセージ

特に「三番目に大事なもの」は、未発表のミックスが収められており、レアな音源としての価値を持っています。しかしながら、アルバム内に含まれていない楽曲もあります。RCサクセションのデビュー・シングル「宝くじは買わない」は、当時100万円近くのプレミア価格が付くほどの人気がありましたが、このコンピレーションアルバムには含まれていません。

まとめ

『ハードフォーク・サクセション』は、RCサクセションの素晴らしい楽曲を集めたコンピレーションアルバムであり、当時の音楽シーンの雰囲気を感じるのにぴったりの一枚です。未発表楽曲や新たなミックスの収録など、様々な要素が詰まっており、音楽ファンにとって意味深い作品といえるでしょう。

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