ハーパーズ・フェリー (ドック型揚陸艦)

USSハーパーズ・フェリー (LSD-49) は、アメリカ海軍が運用するドック型揚陸艦であり、ハーパーズ・フェリー級ドック型揚陸艦のネームシップ（1番艦）です。この艦名は、アメリカ南北戦争において激戦地となったバージニア州のハーパーズ・フェリー（現在はウェストバージニア州に属する）にちなんで命名されました。

艦歴

ハーパーズ・フェリーは、1991年4月15日にルイジアナ州ニューオーリンズのエイボンデール造船所にて起工されました。その後、1993年1月16日に進水し、1995年1月7日にアメリカ海軍に就役しました。

2002年9月1日、ハーパーズ・フェリーはジャーマンタウン (USS Germantown, LSD-42) と交代する形で、長崎県佐世保を母港としました。2005年時点では、揚陸グループ1に所属していました。

2008年には、サイクロン・ナルギスがミャンマーに甚大な被害をもたらした際、救援活動であるオペレーション・カーリング・レスポンスが実施されました。ハーパーズ・フェリーは、エセックス (USS Essex, LHD-2) が率いる支援艦隊の一部として現地に派遣され、5月13日から6月5日までミャンマー臨時政府がアメリカからの支援を受け入れるまで沖合で待機しました。しかし、6月前半まで支援の許可が下りず、部隊は当初の予定に従って帰還することになりました。

特徴

ドック型揚陸艦として、ハーパーズ・フェリーは、エアクッション揚陸艇 (LCAC) や水陸両用強襲車 (AAV) を搭載・運用する能力を持ち、上陸作戦において重要な役割を果たします。また、医療設備や兵站支援能力も有しており、災害派遣や人道支援活動にも対応可能です。

外部リンク

USS Harpers Ferry official website
navsource.org: USS Harpers Ferry
nvr.navy.mil: USS Harpers Ferry
navysite.de: USS Harpers Ferry

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