ハーピーの息子たち

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン5 第4話 「ハーピーの息子たち」

あらすじ

キングズランディング

小評議会で、大蔵大臣メイス・タイレルは、ブレーヴォスの鉄の銀行からの借金返済要求に応じられない窮状を訴える。サーセイはタイレル家の影響力を削ぐため、メイスをブレーヴォスへ交渉に行かせる。さらに、七神正教の勢力を復活させ、聖兵の再興を承認。その結果、ベイリッシュの売春宿が襲撃され、ロラス・タイレルが男色の罪で逮捕される。マージェリーは夫トメン王にロラスの釈放を求めるが、トメンはサーセイに相談するよう言われる。トメンはハイ・スパロウと会おうとするが聖兵に阻まれ、さらに民衆から侮辱される。無力なトメンに業を煮やしたマージェリーは、祖母オレナに助けを求める。

〈壁〉にて

ジョン・スノウは〈冥夜の守人〉の訓練を助け、北部諸侯に人員と物資を求める手紙を書く。ルース・ボルトンへの嘆願を躊躇するジョンに対し、メリサンドルはスタニス軍への協力を求める。しかし、ジョンはイグリットへの愛を理由に拒否する。メリサンドルはイグリットの言葉を真似て去る。一方、スタニスは娘シリーンに、彼女が灰鱗病を患った経緯を語り、治療に全力を尽くしたことを明かす。

ウィンターフェル

サンサは地下墓所で亡くなった家族のために祈る。ベイリッシュはサンサに、リアナ・スタークとレイガー・ターガリエンの過去の出来事を語り、スタニスがボルトン家を倒せばサンサが北部総督になるだろうと告げる。ベイリッシュはサーセイの命令でキングズランディングへ戻るとも伝える。

ドーンにて

ジェイミーとブロンはミアセラ救出のためドーンに潜入する。ジェイミーは救出作戦に個人的に参加する理由を、父タイウィンを死なせたことへの贖罪だと語る。上陸直後、二人はドーンの守備兵に見つかり、戦闘となる。一方、エラリア・サンドはオベリンの娘たちである〈砂蛇〉にジェイミーがドーンに来たことを伝え、ラニスター家への復讐を促す。

〈狭い海の向こう側〉にて

ジョラーは漁師を襲い、ティリオンを連れて海に出る。ティリオンはジョラーが自分をデナーリスの元へ連れて行こうとしていることに気づく。ジョラーはティリオンを殴り、気絶させる。ミーリーンでは、バリスタンがデナーリスにレイガーの話をする。デナーリスは闘技場の再開を求めるヒズダールと会う。街中では〈ハーピーの息子たち〉が市民を襲撃し、〈穢れなき軍団〉も襲われる。バリスタンが加勢して〈ハーピーの息子たち〉を圧倒するが、最後は深手を負い倒れる。

詳細

このエピソードでは、各勢力の思惑が複雑に絡み合い、物語が大きく動いている。キングズランディングでは、サーセイが宗教勢力を利用して政敵を排除しようと画策し、その結果、ロラスが逮捕されるという事態に陥る。また、トメン王の無力さが際立ち、マージェリーが自ら行動を起こさざるを得ない状況となる。

〈壁〉では、ジョン・スノウが北部諸侯からの協力を得るために奔走する一方、メリサンドルがスタニスとの協力を求める。しかし、ジョンは自身の過去の愛を忘れられないため、スタニスの誘いを拒否する。

ウィンターフェルでは、サンサがベイリッシュから過去の出来事を聞かされ、複雑な心境となる。ベイリッシュは、サンサを政治的に利用しようとしていることが示唆されている。

ドーンでは、ジェイミーがミアセラ救出のため危険な任務に挑む。ジェイミーは自身の過去の行いを悔い、贖罪を求めている。一方、エラリアはラニスター家への復讐を誓い、ドーンの戦士たちを巻き込もうとする。

〈狭い海の向こう側〉では、ジョラーがティリオンをデナーリスの元へ連れて行こうとする。また、ミーリーンでは〈ハーピーの息子たち〉の活動が激化し、バリスタンが命を落とす。この襲撃事件は、デナーリスの支配に対する反発が根強いことを示している。

評判

このエピソードは、アメリカでの初回放送で682万人の視聴者を獲得し、18歳から49歳の視聴者層では3.6%の視聴率を記録した。

外部リンク

スター・チャンネル 『ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
ワーナー・ブラザース DVD&Blu-ray 『ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
Official U.S. website HBO
"Sons of the Harpy" at HBO.com
* "Sons of the Harpy" - インターネット・ムービー・データベース （英語）

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