バッドばつ丸

バッドばつ丸

バッドばつ丸（BAD BADTZ-MARU）は、日本のサンリオが生み出したユニークなキャラクターです。彼はサンリオのキャラクターの中で、珍しく「悪役」を担う存在であり、その愛すべき悪戯心から多くのファンに支持されています。特に北米や台湾では高い人気を誇り、世界中で活躍しています。

来歴

バッドばつ丸は、1992年にキャラクターとして開発され、1993年に誕生しました。サンリオとして初の悪役キャラクターであり、同年6月からキャラクターグッズの販売も開始。彼の名前に「BAD」という言葉が含まれていることが他のサンリオキャラクターとは異なる特徴です。

当初、サンリオの本社では彼のデザインが一度ボツとなりましたが、サンリオピューロランドでの登場を機に人気が急上昇し、再度正式に展開されることとなりました。以後、バッドばつ丸はサンリオピューロランドの舞台作品や子供向け番組への出演を果たし、広く知られる存在になりました。特に2006年には、バスケットボール世界選手権のマスコットキャラクターに起用され、これがきっかけとなり日本での商品展開も復活しました。

2010年代後半からは、再び舞台作品への出演が増え、2020年には男の子キャラクターユニット「はぴだんぶい」のメンバーとしても活躍しています。さらに、2020年には高級なプラチナ950製のネックレスも販売され、バッドばつ丸のブランド力が高まっています。

プロフィール

バッドばつ丸は、1993年4月1日にハワイオアフ島で生まれ、ゴージャスタウンに住んでいます。彼はいたずら好きで、悪役の少年を好む性格。趣味は悪役スターのプロマイド収集で、高級寿司とポリパリラーメンが好物です。特徴的な髪型は毎日ドライヤーでセットされており、将来の夢は社長になることです。彼の父親はギャングのボスで、母親は教育熱心なママという、面白い家庭環境で育っています。また、彼は「ポチ」という名のワニを飼っており、時にはそのワニにちょっかいを出して手を噛まれることもあります。

バッドばつ丸には妹のバッドつん子や、双子の弟妹であるバッドツインズがいます。つん子は2001年にバッドばつ丸のドクターコスプレシリーズに登場し、その後も音楽活動を行っています。

彼の友達には、アザラシのグッドはな丸やパンダの伊集院パンダバがいます。バッドばつ丸の声は、声優の瀧本富士子が担当しています。

家族構成

バッドばつ丸の父親と母親はそれぞれ、ギャングのボスと厳しい教育ママです。父親の性格は楽天的で、趣味はパチンコ。母親は料理が得意で、しばしばばつ丸を溺愛しています。妹のバッドつん子は悪戯好きで、バレエを習っている特性を持ちます。一方で、バッドツインズは好奇心が旺盛でずる賢さを発揮し、バッドばつ丸にとってもユニークな存在です。

友達と仲間

バッドばつ丸は様々なキャラクターと友好関係を築いており、各キャラクターにはそれぞれユニークな個性があります。特にグッドはな丸は優等生ですが、バッドばつ丸のことをよく理解している友達です。これらの友情関係は、バッドばつ丸の悪戯心と共に描かれることで、物語に深みを加えています。

メディア展開

バッドばつ丸は数多くのメディアに登場しています。映画『バッドばつ丸のオレのポチは世界一』や、オリジナルビデオ、テレビ番組などに出ており、視聴者に愛され続けています。サンリオピューロランドでの舞台作品や、オリジナル音楽も展開され、彼の素晴らしいキャラクター性は多くの人々に届いています。

サンリオキャラクター大賞では歴代で高い順位を獲得しており、人気の証となっています。特に1996年には見事1位を取得し、その後もランキングに名を連ねています。

まとめ

バッドばつ丸は、サンリオの中でも特にユニークで魅力的なキャラクターとして、多くの人に親しまれています。彼の悪戯心、ユーモア、そして多様な友情関係が、サンリオキャラクターの中での独自の位置を確立しています。

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