バッドラック・ファレ

バッドラック・ファレのプロフィール

バッドラック・ファレ（本名：シミ・タイトコ・ファレ）は、1982年1月8日生まれのプロレスラーであり、トンガ王国の出身です。新日本プロレスに所属し、以前にはラグビー選手としても活躍していました。彼は11人兄弟の8番目として誕生し、幼少期からラグビーに親しみました。家族全員がニュージーランド・オークランドに移住した際、ファレは有名なラグビー選手ジョン・カーワンに憧れ、デラサル高校でラグビーを学びました。大学卒業後は、株式会社サニックスに入社し福岡サニックスブルースの一員としてプレイしましたが、けがのためにラグビーキャリアを終えることになります。

ファレはその後、英会話教師としての道を選びましたが、プロレスの舞台へと挑戦することを決意し、2009年に新日本プロレスに入門を果たしました。2010年にはリングネーム「キング・ファレ」としてデビュー。その後、様々な団体との抗争を経て、彼は新日本プロレスにおける重要なキャラクターへと成長していきます。

キャリアの発展

ファレは2013年にプリンス・デヴィットに加わり、ヒールユニット「BULLET CLUB」の一員として活動を開始しました。このユニットはファレに新たな人気をもたらし、彼はその後「ジ・アンダーボス」として知られるようになりました。BULLET CLUBとしての活動では、特にタッグマッチやシングルマッチで印象的なパフォーマンスを見せました。ファレは入場時にデヴィットを肩車するなど、演出面でも際立っていました。

タイトル歴

ファレの成功の中で特に際立つのは、2014年にIWGPインターコンチネンタル王座を獲得したことです。このタイトルは彼のキャリアにおいて重要な意味を持ちました。また、タッグ戦でも数々のタイトルを獲得し、NEVER無差別級6人タッグ王座やIWGPタッグ王座の獲得も成し遂げました。

プロレススタイルとフィニッシャー

ファレはその体格を活かしたパワーファイトを得意とし、スプラッシュ・マウンテンの技「バッドラックフォール」で多くの対戦相手を圧倒してきました。彼のパフォーマンスは、トンガの文化やラグビーで培った身体能力の融合を見せ、試合の中でのダイナミックな動きが魅力の一部となっています。

ファレ道場の設立

また、2020年にはニュージーランドにファレ道場を設立し、新たなレスリング選手の育成にも取り組むようになりました。彼は新日本プロレスでの成績だけでなく、自身の経験を活かして次世代レスラーを育成する機会を模索しています。

人物像

ファレはリング内外でのキャラクターでも知られています。彼はトンガ系のタトゥーを身に着け、強靭な体格を活かしたレスリングスタイルを持っています。特に「侍魂」と書かれたタトゥーや龍に象徴されるようなデザインは、彼の文化的背景を反映しています。また、かつてはリングアナウンサーを襲撃することが多かった彼ですが、その背景には彼自身のヒールキャラクターが影響していると考えられています。

まとめ

バッドラック・ファレは、新日本プロレスにおける象徴的存在であり、過去の経験を活かしながらプロレスの未来を築く重要な選手です。彼のキャリアはまだ続いており、今後の活躍に大いに期待が寄せられています。

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