バトルオワライヤル

バトルオワライヤル

『バトルオワライヤル』は、吉本興業が企画したお笑いイベントで、バッファロー吾郎がプロデュースする独自のスタイルを持っています。参加者たちは自由にボケを楽しみ、その様子を見守る観客とともに笑いを分かち合います。このイベントは、他の真剣勝負を重視したお笑いイベントとは異なり、笑い合いを楽しむ場として位置づけられています。

概要

イベントは、出演者が「今から、笑かし合いをしてもらいます！」との合図を受け、小道具を使って自由にボケを披露する形式で進行します。そのスタイルは、同じくバッファロー吾郎がプロデュースした『ダイナマイト関西』とは対照的であり、真剣な競争やシビアな審査は存在せず、軽快な雰囲気の中で観客と一緒に笑うことを目的としています。

初回は2000年12月、baseよしもとで開催されました。このイベントは、当時行われていたオールナイトイベント『ダイナマイト関西ge3』の終了後、帰れない観客のために急遽開かれたものでした。最初の参加者には、バッファロー吾郎のメンバーやフットボールアワー、チュートリアルなど、多彩な顔ぶれが揃いました。2017年になんばグランド花月で行われた公演が、事実上の最終回となっています。

ルール説明

バトルオワライヤルの基本的なルールは、出演者が舞台上にある小道具を吟味し、思いついたボケをMCに指名されて披露するというものです。MCの後に「○○（名前）、オワライヤル！」というサインがあり、ここでボケが発表されます。もしMCがそのボケを面白いと判断すれば「ボケット」と称され、ポイントが加算されますが、そうでなければ「ノンボケット」となり、ポイントは変わりません。

イベント中には、『バトル・ロワイヤル』にインスパイアされた演出も見られますが、基本的には脱落や退場はありえません。時間が経つにつれ、特別なアイテムや演出が使えるようになり、照明や効果音、別会場からの中継なども活用され、観客を巻き込んだボケが繰り広げられます。ボケットの数によって優勝者が決まりますが、賞品は特に用意されていない場合が多く、また優勝者が決まらないこともあります。イベントの締めくくりには、全員でシールを貼ったり、風船やおもちゃで遊んだりすることが恒例です。

主な出演者

MCには後藤秀樹や清水けんじ、GAG少年楽団の宮戸洋行などが名を連ねています。出演者には、バッファロー吾郎やケンドーコバヤシ、チュートリアルなどの著名なお笑い芸人が参加し、時には新しい才能が登場することもあります。これらの芸人たちが個性豊かなボケを披露し、観客を楽しませています。

開催履歴

『バトルオワライヤル』は、多くの開催回数を持ち、特に大阪での公演が中心です。年々進化し続けるこのイベントは、笑いのスタイルを変えながら多くのファンに愛されています。2020年以降も続くことが期待されています。テレビ放送も行われ、幅広い視聴者にその魅力が伝わっています。公式サイトでは詳細情報が確認できるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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