バトルドーム

バトルドームとは

バトルドーム（英語: Battle Dome）は、アメリカのAnjar社が版権を有する人気の玩具です。このゲームは、日本ではツクダオリジナル、そしてそれを引き継いだパルボックスやメガハウスによって発売されました。特に2010年にはリニューアル版「アクションバトルドーム」がメガハウスから登場しましたが、2016年には生産が終了し、その後は市中の在庫のみが流通しています。最近では2024年にツクダオリジナル版の復刻版が予定されており、再び注目を集めています。

ゲームの楽しみ方

バトルドームは、最大4人で楽しめるピンボールスタイルのアクションゲームです。このゲームには上部にボールを投入するスペースがあり、ぜんまい仕掛けによって定期的にボールが落ちてきます。特筆すべきは、電源や電池が不要で、友達と一緒にプレイする際の手軽さです。

プレイヤーは自分のゴールにボールが入らないように、フリッパーを使ってボールを打ち返します。すべてのボールがゴールに入った時点でゲームが終了します。「アクションバトルドーム」では、ボールがストッカーに溜まる場合がありますが、そのボールは計算には入れません。

スコアは、黄のボールが1点、黒（または青）のボールが5点となり、ゲーム終了時に最も点数が少ないプレイヤーが勝者です。また、「アクションバトルドーム」では、黄のボールが1点、赤のボールが3点としてカウントされます。

テレビコマーシャル

バトルドームは、テレビCMでも紹介されています。CMには4人の子供が楽しそうにバトルドームで遊ぶ姿が映し出され、ナレーションが商品の勝利の瞬間を盛り上げます。このナレーションはあたか誠によるもので、最後の数秒では『ドラえもんバトルドーム』やスーパーファミコン版の宣伝も行われることがあります。

さまざまなバリエーション

バトルドームのゲームにはいくつかのバリエーションがあります。1994年に登場した「アメリカンバトルドーム」では、本体が黒でボールが黄と黒という基本スタイルが確立されました。その後もスピナーやボールの色にバリエーションが見られる「スーパーアメリカンバトルドーム」や、「ドラえもんバトルドーム」のような特別版が登場しました。

また、2002年には「アメリカンバトルドームJr.」という小型版が販売され、さらに「トイザらス限定ブラック」といった特別仕様も存在します。

メガハウスからは2010年にアクションバトルドームが発売され、2024年には復刻版のアメリカンバトルドームが予定されています。これは日本発売30周年を記念したもので、初代のデザインを再現する試みです。

海外の類似商品

アメリカ国外でも、バトルドームに似た製品が展開されています。「Battle Dome」や「Marble Dome」（Golden社）、さらには「Flipper Fun」（Parker Brothers社）や「Quattro-Flipper」（Parker Brothers社）など、Anjarからライセンス供与され、販売されています。これらの製品は、各国でのアクティブなゲーム体験を提供しています。

このように、バトルドームはただの玩具ではなく、世代を超えて楽しめるゲーム体験を提供し続けています。友達や家族と一緒に楽しむことで友情や競争心が育まれ、忘れられない思い出となることでしょう。

もう一度検索