バファローブル

バファローブル（Buffalo BULL）

バファローブルは、日本プロ野球チーム、オリックス・バファローズのマスコットキャラクターです。2011年にファンから名前が公募され、最初の登場は同年2月27日のオープン戦でした。彼は背番号111を持ち、前任のネッピーからその番号を受け継いでいます。彼の設定としては、オリックス・バファローズ研究開発室によって創造された牛型ロボットで、名前には「強さ」と「勇気」を象徴する雄牛「ブル」と、前年のチーム名「ブルーウェーブ」に由来する「ブルー」が含まれています。バファローブルの目指すところは、ファンを「ブルブル」と身震いさせる熱い試合と勝利の瞬間です。

容姿

バファローブルの特徴的な外見は、まず金色の大きな角です。その角は、彼の妹であるバファローベルよりも一回り大きく目を引きます。また、野球帽は取り外し可能なデザインで、赤い手袋と金色のブレスレットを身につけています。トップスは選手と同じユニフォームで「B-BULL 111」と表記されています。彼は色鮮やかな青色のベルトを着用し、靴には青地に灰色の2本のラインがあります。デビュー当時はミズノのロゴがついていましたが、現在はデサントのロゴに変わりました。

特徴

バファローブルは球場に入った際や観客との交流時にはしばしばお辞儀をします。彼のお辞儀は手を上げた状態で身体を深く曲げる独特なスタイルです。パフォーマンスでも大変活躍しており、マフラータオルを使った突撃パフォーマンスやダンスに優れています。特に「SKYダンス」を得意としており、時には「マル・マル・モリ・モリ!」のダンスも踊っていました。また、バック転などの派手なパフォーマンスは控えていますが、オールスターイベントでは側転を披露することもありました。

他の球団のマスコットたちとも親しい関係を築いており、トラッキーやドアラなどと交流する姿をよく見かけます。特に、カメラが好きで、観客との写真撮影を楽しむことも多いです。バファローブルは特に少年野球選手や著名人の始球式において打者役を担っていますが、過去には死球を受けて離脱したこともありました。

バトルモード

バファローブルは2013年に「バトルモード」という新たな姿にモードチェンジする能力を手に入れました。このモードでは、さらに力強く、カッコいい姿に変身します。この変化はファンや選手の熱い声援によって引き起こされたもので、彼の持つパワフルな元気さはそのままに、さらに強さが増しています。

兄妹の絆

バファローブルと彼の妹、バファローベルはとても仲良しです。試合の合間にはエアボールを使ってキャッチボールを楽しむ姿が見られますが、時には顔にボールが当たってしまい、面白いトラブルに発展することもあります。また、試合後のストレッチセッションには兄妹そろって参加することが多く、一緒に観客を楽しませています。時折、マスコミに特集されるのはベルの方が多く、ブルはちょっとすねてしまうこともあるようです。

バファローブルの愛らしいキャラクターは、球場での試合をさらに盛り上げ、彼の存在はファンにとって欠かせない存在となっています。

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