バンデランテス(Rede Bandeirantes)
バンデランテスは、
ブラジルを代表する放送事業者の一つであり、バンデランテスコミュニケーションズグループに属するテレビ・ラジオ兼営局です。
サンパウロに本社を構え、
ブラジル国内の主要ネットワークの中で常に上位の視聴者数を誇っています。
歴史
バンデランテスの歴史は、1967年5月13日に
サンパウロでテレビ放送を開始したことに始まります。母体となったのは、1937年に開局したラジオ・バンデランテスなどです。
1967年: サンパウロでテレビ放送を開始
1969年: テレビ局舎で大規模な火災が発生し、放送に大きな影響
1970年: グローボ、Tupi、RECORDと共に、ブラジルで初めてFIFAワールドカップを中継
1972年: ブラジルで初めてカラー放送を開始
1973年: ジャパン・ポップ・ショー放送開始
1977年: 全国ネットワークを構築
1982年: ブラジルで初めて衛星による全国放送を開始
2007年: サンパウロ地区からデジタルハイビジョン放送を開始
開局当初は困難もありましたが、常に革新的な技術を取り入れ、
ブラジルのメディア業界を牽引してきました。特に、
ブラジル初のカラー放送や衛星中継は、国民の生活に大きな影響を与えました。
NHKとの関係
バンデランテスは、日本の公共放送であるNHKとも深い関係を築いています。局内にはNHK
サンパウロ支局が設置されており、長年にわたって協力関係を続けています。
2009年: NHK-BS1でバンデランテスのニュース番組の放送が開始
2011年: ラジオ深夜便がバンデランテスのスタジオから全編生放送を実施。NHK
サンパウロ支局が南米取材の拠点として紹介され、チリ鉱山崩落事故の際には最前線基地となったことが紹介されました。
NHKとの連携は、ニュース報道や番組制作において、国際的な視点を取り入れる上で重要な役割を果たしています。
主な番組
バンデランテスは、ニュース、スポーツ、エンターテイメントなど、幅広いジャンルの番組を放送しています。特に、ミス・
ブラジル(
ミス・ユニバースブラジル代表選考会)は、毎年4月に放送される人気番組です。
まとめ
バンデランテスは、長年の歴史を持つ
ブラジルの主要な放送事業者として、常に時代の変化に対応しながら、高品質な番組を提供し続けています。NHKとの協力関係も深く、国際的な視点を取り入れた報道や番組制作にも力を入れています。今後も、
ブラジルのメディア業界を牽引する存在として、さらなる発展が期待されています。
外部リンク
公式サイト