バンバンバン

『ひるおび!・バンバンバン』の概要

『ひるおび!・バンバンバン』は、2009年4月3日から2010年3月26日まで、TBS系列において毎日放送が制作した紀行・旅番組です。この番組は、毎週金曜日の午後に放送され、美しい日本の景色や文化を紹介しました。テーマは「生きている間に見ておきたいニッポン」であり、板東英二とMBSアナウンサーの山中真が全国各地を散策する様子を生中継で届けました。キャッチフレーズは「力の限り生中継」で、視聴者に新たな発見と感動を提供することに力を入れていました。

番組の構成と進行

番組の進行は、板東と山中によって行われ、彼らの体力を活かしたフィールドレポートが特徴です。放送では毎回、特定の場所の地理やグルメ情報、宿泊施設などを交え、観光地を多角的に紹介しました。板東は特に、川や滝の水を飲む姿や、ゆで卵を食べる姿も放送されることが多く、その自由なスタイルが視聴者に親しまれました。

最初の6ヶ月間は、情報番組『ちちんぷいぷい』とスタジオを共有していたため、緊急時にはスタジオから進行する「スタジオ見届けキャスター」制度を採用していました。しかし、2009年10月からは全編生中継にシフトし、各回の中継地には週替わりでゲストパートナーが登場するようになりました。音声や映像の乱れも散見されましたが、山中の快活な進行でフォローされました。

特別企画とメッセージ

シーズンの切り替え時には、過去の中継映像を総集編として放送することがあり、板東の印象的な言葉や出来事が視聴者に再度想起されました。また、視聴者からの応援メッセージも募集し、番組内で紹介することで、出演者とのコミュニケーションも図っていました。特に、冬には「日本一の定食作り」をテーマにした事前収録の企画が導入され、視聴者に新たな楽しみを提供しました。

番組の終了と影響

『ひるおび!・バンバンバン』は、関西地区での平均視聴率は3%-4%程度で推移し、関東地区では1%台を記録したことが影響し、2010年3月26日に最終回を迎えました。この番組の終了とともに、35年続いた昼のMBS制作全国ネット枠が廃止されました。

また、出演者としては、板東英二を始め、MBSのアナウンサーやゲストパートナーが多く参加し、視聴者と共に旅をする様子が描かれました。板東はテレビでの旅行嫌いを公言していますが、この番組を通じて、数々の美味しいものを味わい、健康を保つことに寄与していたことが印象的です。

関連番組との関係

本番組は、TBSの情報番組『ひるおび!』の金曜の時間帯に位置付けられており、放送開始時期に合わせて事前番組も制作され、視聴者への予習をも兼ねていました。また、番組自体が『ちちんぷいぷい』の中継コーナーから独立したものとして、多くの共通要素を持っていました。

本番組を通じて、視聴者は日本の隅々まで美しい景観を楽しむことができ、親しみのあるコンセプトが広がったことが思い出されます。

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