バージン・ショック

バージン・ショック

早稲田ちえによる漫画作品『バージン・ショック』は、1995年に『なかよし』（講談社）に掲載された読み切り作品であり、同名の漫画短編集の表題作です。単行本は講談社コミックスなかよしから全1巻が刊行されました。

あらすじ

物語の主人公は、高校1年生の草薙夏緒。彼女は数学教師である塚原裕貴に恋をしています。意を決して告白する夏緒ですが、塚原にあっさりと振られてしまいます。それでも諦めきれない夏緒は、何度も塚原に思いを伝えようとしますが、そのたびに彼は容赦なく拒絶するのでした。

登場人物

草薙夏緒（くさなぎ なつお）
本作の主人公。16歳。高校1年生にして女子バレー部のレギュラーを務める活発な少女です。怪力の持ち主ですが、数学は大の苦手で、追試を受けるほど。塚原裕貴に一途な思いを寄せています。

塚原裕貴（つかはら ゆたか）
夏緒が恋する数学教師。23歳。生徒からは「塚ちゃん」と呼ばれ、親しまれています。誰に対しても分け隔てなく接する優しい性格ですが、夏緒に対しては厳しく、彼女の告白を拒み続けます。

高木（たかぎ）
学校の養護教諭。塚原とは昔からの知り合いである女性です。

書誌情報

早稲田ちえ 『バージン・ショック』 講談社〈講談社コミックスなかよし〉、1996年6月6日第1刷発行、ISBN 4-06-178834-5

単行本には、表題作の『バージン・ショック』の他に、以下の読み切り作品が収録されています。

家庭教師
革命前夜
* ハードにやさしく

『バージン・ショック』は、一途な女子高生の恋心と、それを受け止めない教師との関係を描いた作品です。早稲田ちえの描く繊細な心理描写と、ドラマチックな展開が魅力となっています。

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