バーチャルガール
『バーチャルガール』は、日本テレビの「土曜ドラマ」枠で
2000年1月15日から3月11日まで放送された
テレビドラマです。本作は、孤独な少女が失われた記憶を手繰り寄せながらさまざまな事件に関わっていく姿を描いています。作品は全9話で、短縮放送の経緯がありますが、そのストーリーは視聴者の心に深く残るものとなりました。
ストーリー概要
物語の中心は、早川リサという名前の19歳の少女です。彼女は幼いころに起きた事故により母親を亡くし、その際に記憶も失っています。ある日、リサは謎めいた診療内科医・瀬名俊介と出会います。瀬名はリサの母の知人を名乗り、特別なコンピューターソフト「VR2000」を彼女に提供します。このソフトは人の心を覗き込むことができ、リサの母が開発したものでした。
このソフトを使い、リサは様々な事件解決に関わりながら、徐々に自らの失われた記憶に近づいていきます。彼女の旅は、単なる過去の探求にとどまらず、他人の心の奥深くに潜む様々な感情や秘密を明らかにしていくことにもつながります。
主なキャスト
ゲストキャスト
各話には多彩なゲストキャストが参加し、物語を盛り上げています。第1話では、
佐野史郎が田原功一役で登場し、個性豊かな演技を披露します。第2話には
加藤紀子、第3話には高嶋政伸、
ミッキー・カーチス、さらに第4話には
安達祐実も登場するなど、豪華なラインナップが揃っています。
スタッフ
本作は
大石哲也の脚本により展開され、音楽は
CMJKが担当しています。演出陣は
佐藤東弥、
猪股隆一、
南雲聖一といった実力派が集結。主題歌には
Every Little Thingの「sure」、挿入歌にはEARTHの「time after time」が使用され、作品の雰囲気を一層引き立てています。
放送と影響
『バーチャルガール』は当初全10話での放送が予定されていましたが、視聴率の低迷により9話に短縮された経緯があります。それでも多くの視聴者に感動を与え、特にリサの成長物語や心の葛藤は、多くの視聴者に共感を呼び起こしました。
本作は、
2000年7月21に全4巻のVHSとしてリリースされましたが、
2024年現在、DVD化やネット配信は行われていないため、視聴希望者には未だアクセスが難しい状況です。今後の展開が期待される作品の一つとなっています。