バーバラ・ピエール

バーバラ・ピエールのプロフィール

バーバラ・ピエールは1986年4月28日、ハイチのポルトープランスにて生まれた陸上選手で、短距離走の専門家として知られています。彼女は現在、アメリカ合衆国で活動しており、その素晴らしい成績から多くのファンに支持されています。彼女の短距離種目における自己ベストは、60mで7秒00（室内世界歴代10位タイ）、100mでは10秒85です。特に、2016年に行われたポートランド世界室内選手権において女子60mで金メダルを獲得したことが大きな注目を集めました。

経歴

ピエールは5歳のときにアメリカへ移住し、高校時代から陸上競技を始めました。彼女はセント・オーガスティーンズ大学に進学し、2007年から2010年の間に全米学生選手権（NCAA選手権）2部で6つの個人タイトルを獲得。その中には、女子100m、女子200m、そして女子60mが含まれています。特に、2009年には全米学生選手権2部女子100mにおいて、11秒18の大会新記録を樹立し、注目を浴びました。

2008年、ピエールはハイチ代表として国際大会に出場し、中央アメリカ・カリブ選手権女子100mで銅メダルを獲得しました。そして、北京オリンピックでもハイチ代表として活躍する姿が見受けられました。

アメリカ代表としての活躍

2011年以降はアメリカ代表として数多くの大会に出場。パンアメリカン競技大会では自身初のアメリカ代表として女子100mで準優勝し、女子4×100mリレーでも銀メダルを獲得しました。2012年にはついに世界室内選手権女子60mの決勝に進出し、4位の成績を収めました。このように、さまざまな大会で実績を重ねていきました。

2013年3月には全米室内選手権女子60mで初の全米タイトルを獲得。その後、6月の全米選手権女子100mでは自己ベストを更新し、モスクワ世界選手権女子4×100mリレーのメンバーに選出されましたが、残念ながら出場の機会はありませんでした。

2016年、彼女は全米室内選手権女子60mで7秒00を記録し、世界の中でその実力を証明しました。この大会を経て、ポートランドの世界室内選手権に出場し見事に金メダルを手にしました。この結果、彼女は国際舞台での大きな成功を収めたと言えるでしょう。

プライベート

私生活では、バーバラ・ピエールは夫のラモン・ギテンスと共に生活しています。ラモンもスプリンターとして活躍し、2016年のポートランド世界室内選手権男子60mで銅メダル、2017年の世界リレー男子4×100mで銀メダルを獲得しています。二人は共に陸上競技に情熱を注ぎ、素晴らしい成果を収めています。

ピエールはアメリカとハイチの二重国籍を有しており、これからも両国を代表してさらに輝かしい記録を更新していくことでしょう。彼女の今後の活躍にも期待が寄せられています。

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