バーバラ・ミンティ

バーバラ・ミンティ

バーバラ・ミンティ（Barbara Minty）は、アメリカ合衆国の元ファッションモデルであり、写真家、著作家としても知られています。彼女は1953年6月11日にワシントン州シアトルで生まれ、オレゴン州のコーバリスで育ちました。1971年に地元の高等学校を卒業後、彼女の人生はニューヨークのファッション業界へと新たな展開を見せました。

モデルとしてのキャリア

1970年代、ミンティは有名なモデルエージェントであるアイリーン・フォードと契約し、その後ロサンゼルスにてニーナ・ブランチャードとも関係を築きました。彼女は『コスモポリタン』や『グラマー』、さらには『スポーツ・イラストレイテッド』など、多くの著名な雑誌の表紙を飾るなど、人気モデルとしての地位を確立しました。数々の広告キャンペーンにも登場し、ファッション界で一目置かれる存在となりました。

スティーブ・マックイーンとの出会い

1977年、映画スターのスティーブ・マックイーンが彼女の写真をクラブメッドの広告で見つけ、映画『トム・ホーン』のオーディションを希望して彼女にコンタクトを取ることになりました。その後、ふたりはすぐに同棲を開始し、スティーブが亡くなるまでの4年間、彼女は彼のそばを離れずにいました。ふたりは、スティーブが他界する10ヶ月前に自宅でささやかな結婚式を挙げました。

未亡人としての活動

スティーブの死後、ミンティはアイダホ州の牧場に移り、しばらくの間別の男性と関係を持ちましたが、その後はマックイーンの顕彰活動に専念することとなりました。彼女は2006年に、スティーブとの思い出を綴った『Steve McQueen: The Last Mile』をマーシャル・テリルとの共著で出版し、スティーブとの日々を写真と共に振り返りました。2012年には再びテリルと共に『Steve McQueen: The Last Mile…Revisited』を出版し、さらなる記録を残しました。

社会活動とドキュメンタリー

ミンティは2012年にアスベストの危険性を広める活動にも参加し、連邦下院でのブリーフィングに出席するなど、積極的な行動を取りました。彼女はスティーブ・マックイーンをテーマにしたドキュメンタリー映画にも関与し、特に2017年の『Steve McQueen: American Icon』ではエグゼクティブ・プロデューサーとして重要な役割を果たしました。

バーバラ・ミンティの人生は、ファッションや映画界だけでなく、社会問題にも目を向ける多彩な活動に彩られています。彼女の人生は、単なるモデルの枠を超えた影響力を持つものと言えるでしょう。

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