パウリン酸

パウリン酸は、ガラナ（Paullinia cupana）などの植物に含まれるω-7脂肪酸の一種です。ω-7脂肪酸は、分子構造中にω末端から数えて7番目の炭素原子に二重結合を持つ不飽和[[脂肪酸]]のグループを指します。

パウリン酸は、シス-13-エイコセン酸とも呼ばれ、20個の炭素原子を持つ直鎖脂肪酸です。ω-7脂肪酸に分類され、ω末端から7番目の炭素原子と8番目の炭素原子の間にシス型の二重結合を持ちます。パウリン酸は、植物油や海洋生物に少量含まれていることが知られています。

パウリン酸の名称は、その存在が最初に確認された植物であるガラナ（Paullinia cupana）に由来しています。ガラナは、アマゾン地域原産のムクロジ科の植物で、種子にカフェインを多く含むことで知られています。

分子式: C20H38O2
分子量: 310.51 g/mol

パウリン酸の生理活性については、まだ十分な研究が進んでいません。今後の研究により、新たな生理活性が発見される可能性もあります。

* 11-エイコセン酸: パウリン酸と類似した構造を持つ不飽和[[脂肪酸]]です。

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