パシンペロン

パシンペロン：記憶に残るお笑いコンビ

パシンペロンは、かつてホリプロコムに所属していた女性お笑いコンビです。メンバーは、ツッコミ担当のはやぶさゆかと、ボケ担当の岡ちゃん。一度聞いたら忘れられないコンビ名の由来は、岡ちゃんが「ほくろ38コ」時代に出演した『内村さまぁ〜ず』で、内村光良が命名した「パシン！ペロン！」でした。

メンバー

はやぶさゆか
1980年4月15日生まれ。静岡県富士市出身。
ツッコミ担当で、愛称は「ぶっさん」。
以前は「クルクルキューティクル」というコンビで活動していました。
岡ちゃん
1985年3月19日生まれ。群馬県高崎市出身。
ボケ担当。
過去には「ほくろ38コ」というコンビや、「ほくろ48個」というトリオに所属していました。

二人の出会いは、岡ちゃんが「ほくろ38コ」として出場したライブ『ピラミッダー』。当時、はやぶさは「クルクルキューティクル」のメンバーとしてMCを務めていました。

結成と活動

はやぶさと岡ちゃんは、それぞれのコンビを解散後、2008年4月にパシンペロンを結成。同年4月10日に『実験ライブ〜お笑い春の陣』で初舞台を踏みました。共に前のコンビを相方に振られた経験を持つ二人は、「失恋話で盛り上がった」ことが結成のきっかけだったそうです。

M-1グランプリ2008では2回戦まで進出し、日本テレビの『火曜サプライズ』や『天才!志村どうぶつ園』では前説を担当するなど、テレビでも活躍しました。

はやぶさは岡ちゃんのことを「ビジネスパートナーだが、子供みたいで世間知らず」、岡ちゃんははやぶさのことを「自分の保護者で、酒の強いお姉ちゃん」と思っていたそうです。

解散とその後

2014年3月、パシンペロンはコンビとしての活動を終了。はやぶさはスピリチュアル芸人、岡ちゃんはイラストレーターとして、それぞれの道を歩み始めました。ただし、今後も二人でのコラボレーションは予定しているとのことです。解散後も、はやぶさは「パシンペロンはやぶさ」の名前で活動を続けています。

芸風

パシンペロンの芸風は、独特な挨拶から始まりました。はやぶさがメガホンで「パシーン！」と叩き、叩かれた岡ちゃんが「ペローン」と舌を出すのがお決まり。ネタ中も、岡ちゃんは叩かれるたびに軽く舌を出すというスタイルでした。

ネタは、岡ちゃんが一人芝居を始め、はやぶさが突っ込む形式や、幼稚園や教育番組を舞台にしたコント、絵描き歌などが中心。コントの最後には、はやぶさが岡ちゃんの足を引っ張って倒し、締めくくるのが定番でした。

初期の衣装は二人ともショートオールでしたが、その後はやぶさがスーツやドレス、岡ちゃんがTシャツにオーバーオールというスタイルに変化。お絵描きコントでは、はやぶさが幼稚園の先生、岡ちゃんが園児の格好をすることも。コントで使用するイラストや紙芝居の絵は、すべて岡ちゃんが手掛けていました。他にも、岡ちゃんが「天パーマン」に扮して悩みを解決するネタなど、バラエティに富んだコントを披露していました。

結成当初は、「後で使いますBOX」と書かれた箱から小道具を取り出してモノボケを披露することもあったそうです。ネタ作りは、岡ちゃんがアイデアを出し、はやぶさがそれをまとめるという形が主でしたが、時には実現が難しい奇抜なアイデアも飛び出したそうです。

出演

パシンペロンは、数多くのテレビ、ラジオ、ネットTV、ライブに出演しました。

テレビ
内村さまぁ〜ず
愛のワンニャン大作戦
笑っていいとも!
今夜くらべてみました
FNS27時間テレビ
ラジオ
吉田照美 ソコダイジナトコ
* Co-sotto 1-6

その他、多数の番組に出演。

まとめ

パシンペロンは、ユニークなコンビ名と個性的なキャラクターで、多くの人々に笑顔を届けたお笑いコンビでした。解散後も、それぞれの才能を生かして活躍する二人の今後に注目です。

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