「
パックインミュージック21」は、
1992年4月6日から
1993年10月1日まで、
TBSラジオを中心にJRN系列で放送されていた深夜のラジオ番組です。この番組は、1970年代に放送されていた名番組「
パックインミュージック」の復活を目指してスタートしました。
放送概要
番組は、
月曜日から
金曜日まで、深夜0時から3時までの3時間枠で放送。構成は二部に分かれており、0時から2時までが第1部、2時から3時までが第2部という形をとっていました。
金曜日の放送では、以前より人気があった「SURF&SURF」が番組に組み込まれ、特別な時間が設けられました。番組のタイトルに「21」と付けたのは、
21世紀へ向けた意気込みが込められていました。
パーソナリティ
初期のパーソナリティには、前の番組「
スーパーギャング」から引き続き出演した者もいれば、全く新しい顔ぶれも見られました。たとえば、
月曜日の第1部では、奥居香やちはる、バカルディが担当し、火曜日には立川俊之が登場しました。そして、火曜日の第2部では
春風亭昇太と宮川賢が面白いトークを繰り広げていました。このように多種多様なパーソナリティが参加し、リスナーに楽しさを届けました。
聴取率と終了
しかし、ライバル番組の「オールナイトニッポン」に対しては苦戦を強いられることになり、次第に聴取率も低迷していきました。番組開始から約1年半後の
1993年10月に終了が決まり、一部のパーソナリティの交代や企画の見直しが行われました。終了後は、女性パーソナリティを中心とした新しい深夜ラジオ番組「
シンデレラドリーム ミッドナイト☆パーティー」がスタートしました。
放送時間とネット局
「
パックインミュージック21」の放送時間は、
月曜日から
金曜日の深夜0時から2時までの第1部と、2時から3時までの第2部に分かれています。また、主要なネット局としては、
TBSラジオの他に山陽放送や北海道放送、RKB毎日放送などが参加していました。
主なコーナー
番組には様々なコーナーがあり、リスナーを楽しませました。「ちはる&バカルディ」では一発ギャグが披露されたり、「ポキールのコーナー」では謎の
生物「ポキールさん」への質問が行われたりしました。また、「ちんぐり返して逆さおじさん」などの
下ネタを楽しむコーナーも存在し、リスナーからの反響も多かったです。特に「ルー&ラッキィ」では有名人のファンクラブ名を決めるというユニークな企画が好評を博しました。
このように、「
パックインミュージック21」は多様なパーソナリティによる生放送の楽しさや、様々なコーナーを通じてリスナーとの交流を大切にしながら進行していましたが、様々な理由から短期間で終了した深夜ラジオ番組でした。