パトリック・バチストン

パトリック・バチストンは、1957年3月12日生まれのフランス出身の元サッカー選手です。主にディフェンダーとして活躍し、フランス代表としても長きにわたり貢献しました。

クラブキャリア

1966年からユースクラブでサッカーを始め、1973年にFCメスでプロとしてのキャリアをスタートさせました。FCメスでの活躍が認められ、その後フランス代表にも選出されるようになります。

代表キャリア

バチストンは、フランス代表として数々の国際大会に出場しました。1976年のモントリオールオリンピックではベスト8に進出。FIFAワールドカップには、1978年アルゼンチン大会、1982年スペイン大会、1986年メキシコ大会と3大会連続で出場を果たしました。

特に1982年スペイン大会では、準決勝の西ドイツ戦でGKハラルト・シューマッハーとの接触事故に遭い、一時意識を失い、歯を2本折り、肋骨を骨折する重傷を負いました。この事故は、ワールドカップ史上に残るアクシデントとして、今も語り継がれています。

しかし、バチストンは怪我を乗り越え、1984年のUEFA欧州選手権・フランス大会では、フランス代表の初優勝に貢献しました。1986年メキシコ大会では3位入賞を果たしています。

フランス代表としては、通算56試合に出場し、3得点を記録しました。

プレースタイル

バチストンは、高い戦術理解度と正確なボールコントロールを兼ね備えたディフェンダーでした。冷静な判断力でピンチを未然に防ぎ、攻撃の起点となるパスを供給する能力にも長けていました。また、セットプレーでの得点力も持ち合わせており、フランス代表の勝利に大きく貢献しました。

引退後

引退後は、サッカー解説者や指導者として活動しています。その経験と知識を活かし、後進の育成に尽力しています。

パトリック・バチストンは、フランスサッカー史に名を刻む名選手の一人として、今も多くのファンに愛されています。

代表歴詳細

1976年 モントリオールオリンピック：ベスト8
1978年 FIFAワールドカップ・アルゼンチン大会：一次リーグ敗退
1982年 FIFAワールドカップ・スペイン大会：4位
1984年 UEFA欧州選手権・フランス大会：優勝
1986年 FIFAワールドカップ・メキシコ大会：3位

外部リンク

パトリック・バチストン - Olympedia (英語)
パトリック・バチストン - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
パトリック・バチストン - National-Football-Teams.com (英語)
パトリック・バチストン - Soccerway.com (英語)
パトリック・バチストン - FootballDatabase.eu (英語)
パトリック・バチストン - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
パトリック・バチストン - Transfermarkt.comによる指導者データ (英語)
パトリック・バチストン - FIFA主催大会成績 (英語)
パトリック・バチストン - UEFA (英語)
* フランスサッカー連盟によるプロフィール（フランス語）

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