パパ・ローチ

パパ・ローチ (Papa Roach) - アメリカ発ロックバンドの軌跡

パパ・ローチは、1993年にカリフォルニア州ヴァカヴィルで結成されたアメリカのロックバンドです。結成当初のメンバーは、ジャコビー・シャディックス、ジェリー・ホートン、デイヴ・バックナー、ウィル・ジェイムの4人でした。彼らは自分たちのレーベルを立ち上げ、『Potatoes for Christmas』や『Caca Bonita』などのEPをリリースし、インディーズシーンで活動を開始しました。

1996年には、ベースのウィル・ジェイムが脱退し、代わりにトビン・エスペランスが加入しました。このメンバーチェンジを経て、バンドはさらに精力的にライブ活動を展開し、「月の半分はライブ」と言われるほど多くのステージをこなしました。その結果、インディーズ界で確固たる人気を博すことになります。

1999年10月、パパ・ローチはメジャーレーベルのドリームワークスと契約を結び、2000年にアルバム『インフェスト+2 (Infest)』でメジャーデビューを果たしました。バンド名は、ボーカルのジャコビー・シャディックスの祖父であるハワード・ウィリアム・ローチを、ジャコビーや兄弟たちが「パパ・ローチ」と呼んでいたことに由来します。

初期のアルバムである『Old Friends From Young Years』や『インフェスト+2』では、ニュー・メタルやラップメタルの影響が色濃く反映されていました。しかし、2002年にリリースされた『ラヴヘイトトラジディ』以降は、ラップボーカルの要素を減らし、オルタナティヴ・ロックの色彩を強めた作品を制作するようになります。音楽性の変化は、彼らの表現の幅を広げ、新たなファン層を獲得することに繋がりました。

2008年1月28日には、ドラムのデイヴ・バックナーがバンドを脱退しました。その後、トニー・パレルモが加入し、現在のメンバー構成となっています。

現在のメンバー
ジャコビー・シャディックス (Jacoby Shaddix) - ボーカル、作詞
ジェリー・ホートン (Jerry Horton) - ギター、バックボーカル
トビン・エスペランス (Tobin Esperance) - ベース、ギター、バックボーカル
トニー・パレルモ (Tony Palermo) - ドラム、パーカッション

過去のメンバー
ウィル・ジェイム (Will James) - ベース、バックボーカル
デイヴ・バックナー (Dave Buckner) - ドラム、パーカッション

ディスコグラフィ
パパ・ローチは、数多くのスタジオ・アルバム、ライブ・アルバム、コンピレーション・アルバムをリリースしています。彼らの音楽は、時代とともに変化し続けていますが、常にエネルギッシュでメッセージ性の強いサウンドが特徴です。

彼らは、常に進化を続け、音楽シーンに新たな風を吹き込んできました。今後の活躍にも目が離せません。

外部リンク
Papa Roach Official Site （英語）
パパ・ローチ公式ページ （日本語）

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