パブロ・パエス

ガビ（Gavi）について

ガビ、正式名パブロ・マルティン・パエス・ガビラ（Pablo Martín Páez Gavira）は、2004年8月5日生まれのスペイン出身のサッカー選手です。彼は現在、FCバルセロナに所属し、ミッドフィールダーとしてプレイしています。また、スペイン代表チームでも活躍を見せています。

幼少期とクラブ経歴

ガビはセビリア県ロス・パラシオス・イ・ビジャフランカで育ちました。彼のサッカーキャリアは、6歳の時に地元のアマチュアクラブ、ラ・リアラ・バロンピエで始まりました。ここでのプレイを経て、2013年にはレアル・ベティスのカンテラ（下部組織）に加入しました。ベティス在籍中、彼はわずか2シーズンで96ゴールを挙げるなど頭角を現し、リアル・マドリードやアトレティコ・マドリードからも勧誘を受けるほどの才能を発揮していました。しかし、彼は2015年にFCバルセロナのカンテラ、ラ・マシアに加入しました。

バルセロナでのキャリアでは、2020-21シーズンからBチームでの試合に出場を果たし、2021-22シーズンにはトップチームに昇格しました。プレシーズンマッチでのパフォーマンスが評価され、2021年8月29日にヘタフェCF戦でトップチームデビューを果たしました。彼はその後、12月18日にエルチェ戦で初ゴールを奪います。

さらに、2022年8月28日には、リーグ通算50試合に出場し、史上初の記録を達成しました。2023年にはサウジアラビアでのスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝にて最年少得点を挙げ、MVPに選ばれましたが、その後右膝を負傷し、シーズンとUEFA EURO 2024への欠場が懸念されています。

代表チームでの活躍

ガビは2021年9月にスペイン代表に初招集され、10月にはイタリア戦で最年少デビューを果たしました。2022年にはUEFAネーションズリーグのチェコ戦で代表初得点を記録し、その年の世界大会であるFIFAワールドカップにも出場しました。特に、初戦のコスタリカ戦では5点目の得点を挙げ、試合後にはマン・オブ・ザ・マッチに選ばれています。このゴールはW杯史上でも最年少の部類に入ります。

トップチーム登録の問題

2023年1月、FCバルセロナはガビをトップチームに登録しようと努力しましたが、給与制限により初めは認められませんでした。クラブは裁判所に訴えを起こし、暫定的に登録が認められましたが、その後、問題が継続し、再びBチームに戻ることになりました。

プライベートと人柄

ガビは幼少期から靴ひもを結ばずにプレーするクセがあり、現在もその習慣を持ち続けています。試合前にはチームメイトに靴ひもを結んでもらうことが多く、ハプニングが起きた場合はそのままプレーを続けることもしばしばです。彼のユニークな性格も、チーム内では愛される要素のひとつです。

結論

若干20歳でありながら、ガビはサッカー界での大きな期待を背負っています。彼の才能、情熱、そしてスキルは、今後のサッカー界を担っていくことでしょう。若いミッドフィールダーとしてのキャリアは、まだ始まったばかりであり、今後どのように成長していくのか、ファンや専門家が注目しています。

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