パラシオ・デ・デポルテス・ホセ・マリア・マルティン・カルペナ

パラシオ・デ・デポルテス・ホセ・マリア・マルティン・カルペナは、スペイン・アンダルシア州のマラガ県マラガ市に位置する屋内アリーナです。スポーツイベント開催時には11,300席、コンサート開催時には10,000席のキャパシティを誇り、南スペイン地域においては最大規模の屋内アリーナとして知られています。

歴史

1999年、このアリーナは「パラシオ・デ・ロス・デポルテス・シウダ・マラガ」という名称で開場しました。開場当初から、プロバスケットボールチームであるCBマラガ（現在はウニカハ・マラガとして知られています）のホームアリーナとして使用されています。

2000年7月、マラガ市議会議員であったホセ・マリア・マルティン・カルペナ氏が、バスク祖国と自由(ETA)によるテロ行為によって殺害されるという悲劇が起こりました。彼の功績を称え、同年9月にはアリーナの名称が「パラシオ・デ・デポルテス・ホセ・マリア・マルティン・カルペナ」に改称されました。

2010年には、アリーナの拡張工事（第1期）が完了し、座席数が9,743席から11,300席に増加しました。CBマラガのホームゲームは常に高い人気を集めており、チケットの入手が困難な状況が続いています。そのため、さらなる観客動員を見込み、座席数を13,000席まで増やす拡張計画も検討されています。

パラシオ・デ・デポルテス・ホセ・マリア・マルティン・カルペナは、スポーツイベントだけでなく、コンサートや展示会など、多岐にわたるイベントに対応できる施設です。地元住民にとっては、スポーツ観戦やエンターテイメントを楽しむための重要な拠点となっています。また、その規模の大きさから、国際的なイベントの開催地としても注目されています。

外部リンク

* 公式ウェブサイト

今後もパラシオ・デ・デポルテス・ホセ・マリア・マルティン・カルペナは、マラガ市、そしてアンダルシア州におけるスポーツ・文化振興の中核施設として、重要な役割を果たしていくことが期待されます。座席数増設計画が実現すれば、さらに多くの観客を魅了し、地域経済にも大きく貢献することでしょう。

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