パルケセントラル

パルケ・セントラルは、ベネズエラのカラカスに位置する都市複合施設であり、かつては南米で最も高いビルでした。その名前はスペイン語で「中央公園」を意味しますが、実際には公園というより、高層ビルを中心とした複合施設です。

歴史

1979年に、東西に2つの塔を備えた複合施設として建設されました。2006年には、南側にカラカス地下鉄4号線のパルケ・セントラル駅が開業し、アクセスが向上しました。2004年には東塔で大規模な火災が発生し、32階から最上階まで延焼しましたが、幸いにも死傷者は出ませんでした。2012年には、東塔の頂上に「シモン・ボリバルの剣」と名付けられたアンテナが設置され、高さを増しています。

概要

パルケ・セントラルは、カラカス地下鉄1号線のベジャス・アルテス駅から徒歩圏内に位置し、ボリバル通りとレクーナ通りに面しています。特に目を引くのは、高さ225メートルの東塔と西塔であり、建設以来、ベネズエラで最も高い建物として知られています。これらの塔の他にも複数の建物があり、住宅やホテルとして利用されています。下層階はショッピングセンターとなっており、多くの商店が軒を連ねています。また、施設内には美術館や博物館も併設されており、文化的な拠点としての役割も担っています。

主な施設

ソフィア・インベル現代美術館：現代美術作品を展示しています。
子供博物館：子供たちが楽しみながら学べる展示が充実しています。
テクラド美術館：芸術作品を展示しています。
視聴覚博物館：映像や音響に関する展示を行っています。

パルケ・セントラルは、カラカスのランドマークとして、市民や観光客に親しまれています。

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